第九話 合コンの前にその八
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「核開発に軍隊ばかりにお金使って」
「独裁国家でね」
「何かあると粛清で」
「将軍様だけが贅沢してる」
「本当に特撮の悪役みたいな」
そうしたというのだ。
「国で」
「また論外ね」
「あそこはね」
「まああの国は論外ね、それでうちの学校にもいない」
留奈も言った。
「仕方ないわ、それでも世界中から人が集まって」
「ええ、どの人もね」
「努力したらね」
留奈は富美子に話した。
「実際にね」
「誰でもよくなるわね」
「逆に努力しないと、だけれど」
よくならないがというのだ。
「努力は報われるから」
「誰でもね」
「中三の時なんてね」
留奈はこの時の話をした。
「成績トップマルチダちゃんだったじゃない」
「あの娘今普通科の特進にいるけれど」
理虹が彼女のことを話した。
「スペインのね」
「バスクの方出身なのよね」
「そう言ってたわね」
「色々ややこしいみたいね、あそこ」
「スペインの中でね」
スペインの民族問題も深刻なものがある、バスクの他にはカタルーニャの問題も存在しているのだ。
「私達も知ってる位にね」
「有名よね」
「確かね」
理虹は考える顔で述べた。
「ザビエルさんもね」
「あの人バスク人だったの」
「あとチェ=ゲバラも」
アルゼンチン出身であるキューバ革命の英雄もというのだ。
「そうだったのよね」
「色々ややこしい地域で」
「いつも揉めてるけれど」
独立問題で、である。
「あの娘はね」
「努力していてね」
「学年トップでね」
「今は特進コースなのよね」
「これまで色々な人が学年トップで」
こう言ったのはかな恵だった。
「日本人以外もね」
「おられたってね」
「言われてるし」
「日本人が半分でも」
それでもというのだ。
「半分はね」
「外国の人で」
「その人達からもトップ出て」
「部活で活躍してる人もね」
「多いしね」
「バスケでも黒人じゃなくても」
この人種で活躍している人が多い競技だがというのだ。
「けれどね」
「それでもよね」
「アジア系でも白人でもね」
「努力すればね」
「よくなるし芸術も」
この分野もというのだ。
「努力すれば」
「それでね」
「よくなるから」
「人種とか民族とか国じゃなくて」
「努力よね」
「まあ言葉はあるわね」
一華はこの問題を話した。
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