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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
☆柵-しがらみ-
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とを話したからと言ってやめたい訳でもないし逃げるつもりもない。
「まだまだ時間はたっぷりあるでしょ?」
「そう…だな。」
彼女の身体を抱きしめ、腰をうちつける。
もう何発目か分からない射精をしても、彼女はまだどこか足りなさそうだ。
「とんでもないな、武蔵は。」
「べつに、私は大和くんが欲しいだけ。それに私は元から欲深くてがめつい女なのは知ってるでしょ?」
「そうだった、なッ!」
「っ!?」
思い切り奥を突いてやると彼女は背中を逸らし、全身で気持ちがいいことを伝えてくれる。
びくびくと痙攣し、緩んだ口元からはよだれが垂れる。
これが、普段はあんなに凛とした宮本武蔵とは思えないくらいの乱れっぷりだ。
「ねぇ…今の良かった…?」
「そうか。」
「今度は体位を変えましょ。ね?」
大和くんがしてほしいことをしてあげる。
いつしかそんな事で始めたものは、武蔵のしたいことをする為だけになってしまった。
「これで、いいのか?」
「後ろからそうやって…んっ、そう。それがいいの…?」
後ろから抱え込んで突き上げたり、立ちバックで獣のように交わったり、シックスナインで互いの性器を舐めあったりなど、
武蔵はとにかく悦んだ。
ちなみに、俺は大丈夫なのかと言われると、実は平気だ。
「ほら…また勃った。」
「お前の期待に応えようとしているのかもな…。」
武蔵を抱きたい、犯したい、
そう考えれば考えるほど、身体からはとめどなく性欲が湧いてくる。
何十発と出したそれも、すぐにまた元の大きさと硬さを取り戻し、臨戦態勢へと移る。
まだだ…まだ彼女は物足りないなと訴える。
そうして何もかも忘れ、無我夢中で交わり続け、気づいた時には…。
「…夜が、明けたな。」
二日目、
休憩にと冷蔵庫から取り出したペットボトルの水を飲み干していた時に気づいた
空が、明るくなっている。
夜明けだ。
「…武蔵。」
彼女は今、ベッドの上に大の字になって寝転がっている。
お互いに体液まみれでベタベタ。勿論ベッドも無事じゃない。
もう感覚も麻痺して分からないが、約2日間閉めきりでやり続けたこの部屋のにおいも凄まじいものだろう。
「な…に。」
「朝だ。」
「だとしたら…昨日の昼から始めて…どのくらい?」
「約2日だろうな。」
ははっ、と武蔵は自嘲気味に乾いた笑いを飛ばす。
「ほんと…最初からこうしていれば…こんなに簡単だったのに…。」
「…。」
空になったペットボトルを潰して、ゴミ箱に投げ入れると武蔵の隣に寝転ぶ。
そうすると彼女は自然と俺に寄り添ってきた。
「まるで恋人だな…。」
「そう…かもね。」
この光景、
セックスをしてこうやって
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