第十二幕その二
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「実際にね」
「そうよね」
「もう何かとあって」
「次は何を食べようかって考えてもいるわね」
「そうよ、お昼はうな丼で」
「夜は海鮮丼とかで」
「そして明日のお昼はね」
トロットはさらにお話しました、
「パスタやピザだけれど」
「どういったパスタでしょうか」
クッキーが聞いてきました。
「それで」
「イカ墨とか蟹のクリーム、ペスカトーレとかね」
「そうしたものをですね」
「皆で食べましょう、ピザも海老や蟹を使ったものよ」
そちらになるというのです。
「明日のお昼は。あと朝はね」
「朝はですか」
「若芽のサラダとね」
それと、というのです。
「鱒のムニエルよ」
「そちらも美味しそうですね」
「そうよね」
こうしたお話をしながらです、皆でうな丼を食べてです。
夜は海鮮丼やほたて貝を楽しんで若芽のサラダもパスタも楽しんでその後で皆で船に乗って海に出ましたが。
そこで釣りをしつつです、前ノーム王は言いました。
「こうして釣りをすることもね」
「なかったんですね」
カルロスが応えました、皆釣ったお魚はキャッチアンドリリースをしています。
「地下では」
「やっぱり海がないですからね」
ジョージも言います、皆釣ったお魚はすぐに魚拓を取っています。
「釣りもしないですね」
「やっぱり海か川や湖でないと」
神宝は自分が釣った大きなクロダイを見つつ言います。
「出来ないですよね、釣りは」
「地下世界にも地底湖とか地下を流れる川があっても」
それでもとです、恵梨香も言います。
「されなかったですか」
「うん、そうしたものも見なかったよ」
地底湖等もというのです。
「遊ぶ場所としてはね」
「それでもですね」
ナターシャも釣りをしています、皆どんどんと色々なお魚を釣って魚拓を取ってそして海に返しています。
「今は」
「こうして楽しんでいるよ」
「そうなんですね」
「こうして釣りをしてもね」
しみじみとして言うノーム王でした。
「楽しいね」
「そうなんですよね」
「こうして釣りをしていても」
「楽しめますよね」
「釣ってそして魚拓を取る」
「そうしても」
「楽しいよ、一度カジキを釣りたいよ」
前ノーム王はこうも言いました。
「大きなカジキをね」
「オズの国には釣りが大好きなお年寄りがいてね」
キャプテンも釣っています、見ればこの人が一番沢山のお魚を釣っています。しかも大きなお魚ばかりです。
「その人がカジキをね」
「釣るんだね」
「一度わし等よりも大きなカジキを釣ったよ」
「それは凄いね」
「うん、そうした人もいるんだ」
「成程ね」
「わしも釣りには自信があるが」
それでもというのです。
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