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『外伝:赤』崩壊した世界で大剣豪とイチャコラしながら旅をする
獣-でんじゃらす・びーすと-
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りで慌ただしく何かを説明しようとする武蔵。
なんだ、この人は何がしたいんだ?
「ごめん、なんでもないの。今のは忘れて話変えましょ。」
「…そうか。ところで武蔵。昨日の事なんだが…。」
「話を変えましょって言ったの!!!」
…。
話題なら変えたつもりだったんだがな…。
「どこ行くんだ武蔵。」
「ちょっと買い物!!」
なんだか不機嫌だ、
ついて行こうとすれば怒られるだろうし、ここは放っておくのが一番か、
「何を買いに行くんだ?」
「内緒!!」
「稽古はどうする?」
「今日は休み!!いいでしょ!」
そういい、どこかへと行ってしまった。
この町は割と栄えている。
なんでもあるだろうが、武蔵は本当に何を買いに行った?
分からない。
このまま考えていてもしょうがないので、オロバスの世話でもしようか。
?
「…。」
オロバスの世話をし、部屋に戻った時のことだ。
「…。」
「…。」
「が、がおー」
「…。」
最初は脳が処理落ちしそうになった。
目の前にありえないものがあったから、いや、ありえない格好をしていたから。
「…。」
「…。」
「なんか言って!!!」
「何をしてるんだ武蔵。」
唐突だが、”デンジャラスビースト”という概念礼装をご存知だろうか?
クイック性能upと毎ターンスターを獲得できるというクイック主体のクリティカルで殴るタイプのサーヴァントにはもってこいの礼装なのだが、今回説明したいのはそこではない。
あまりにもスケベな絵であった為、いつしかそれはドスケベ礼装と呼ばれ、その衣装自体もデンジャラスビーストの名で呼ばれるようになった。
ハロウィン・プリンセス、
トリック・オア・トリートメント、
ロイヤル・アイシング、
数あるドスケベ礼装のうちの一つだが、何故今デンジャラスビーストの話をしたのか、
答えは簡単だ。
「…。」
「もう一度言う。何をしてるんだ武蔵。」
武蔵が、その格好をしているからだ。
扉を開けた先に、いたのだ。
「その…ご無沙汰なので。」
「それはいつも通りだろう。」
ご無沙汰といえばそうだ。
変わると言ってから、俺は彼女と身体を重ねる…もとい魔力供給はしていない。
それが今更なんなのか。
「夢を…見たの。」
「夢?」
「そう、大和くんがサラリーマンの頃の。」
「…。」
サーヴァントは夢を見ない。
だが、何かのきっかけでマスターの過去を見ることはあるらしい。
恐らく武蔵が見た夢とは、あの時俺が見た夢と似たようなものなのだろう。
「楽しいことも何もかも、あの男に全部ぶんどられて、やりたくないことをやらされる。嫌な事もやれと言われればやるしかない。見て
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