暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth27世界の行方は2人の女の決着に委ねられる〜PreludE〜
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シャルロッテ様が楽しげに笑う。私としては笑っていられる状況じゃないのですけど。とりあえず魔力に関しては先ほどから“キルシュブリューテ”から送られてくるため、枯渇する心配はない。だから「参りますッ!」私の最強の剣技を全力で最強格の騎士ヨハンに打ち込める。まずは相手を宙に浮かせないといけない。

――閃駆・光牙月閃刃(シャイン・モーントズィッヒェル)――

移動速度でなら私が勝っているのはシャルロッテ様からも認められている。刀身に閃光を纏わせ、閃駆でヨハンへと接近を試みる。彼我の距離20m。その距離をたった一歩で1にする。直面に現れた私に対してヨハンは焦らずに刺突を繰り出そうと腕を引いた。

「せぇぇぇえええええいッ!」

その前に、地面に“キルシュブリューテ”を叩き込んで、刀身に纏わせていた閃光を爆発させる。爆発で起こった砂塵による視覚封じ。間髪入れずに膝下の高さ辺りを薙ぎ払う。砂煙の微細な動きを見逃さない。
ヨハンが跳んだ動きに合わせて砂煙に変化。後退されていたら少し面倒だったけど、“キルシュブリューテ”の長さがまた役に立った。後退より上に跳んだ方が回避しやすい。予定通りの行動をヨハンは採ってくれた。

――風牙烈風刃(ヴィント・シュトゥース)――

砂煙の合間に見えた、降下しつつの刺突体勢に入ったヨハンへと風圧の壁を放つ。砂煙を吹き飛ばしながら迫る烈風刃を、ヨハンは風乗りという魔導で射線上より離脱。風乗りの効果は飛行ではなく浮遊。風の足場に乗っての移動という事はもう判っている。ゆえに空戦は私と同じで自由自在とはいかない。けど、

――法陣結界――

ヨハンを中心として半径10m圏にいくつもの魔法陣を展開。ヨハンにとっては球体上の檻。私にとっては全方位の足場。

「これは・・・!」

「もう逃げ場はない。覚悟しろ、ヨハン!!」

――閃駆――

風乗りは確実な足場にはなりえない。効果がそう長く持続しないからだ。でも私の法陣結界は、私が解かない限り、そして破壊されない限りは消えない。一番重要なのは、一度展開すればあとは維持するだけの魔力が必要な私とは違い、ヨハンは常に魔力消費や発動時機、効果範囲などにいちいち気を割かないといけないという事だ。その差が必ず私に好機をもたらす。現にヨハンは、法陣結界内を閃駆で駆け回る私が繰り出す斬撃を避けるのに必死だ。

「づっ・・・! このような結界など破壊してくれるわッ!」

――風刃烈火――

風乗りを連続で発動して“キルシュブリューテ”の斬撃を避け続けていたヨハンが叫んだ。長槍に暴風が纏わりつく。けど法陣結界を破壊するつもりなんて端から無いでしょ。目が口ほどにものを言う。結界破壊阻止に焦った私を討つ、それがあなたの策だ。
それに、破壊したいなら破
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