暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth27世界の行方は2人の女の決着に委ねられる〜PreludE〜
[7/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
アイリとの融合形態、ここまでハマるなんて思ってもみなかった。
なんつうかシグナムが羨ましい。オーディンに頼んで、アイリをあたしの融合騎にしてもらえねぇかなぁ〜。シグナムとアギト、オーディンとシュリエル、そんでもってあたしとアイリ。これでいいんじゃね?
オーディンを説得して“闇の書”を完成させて、シュリエルを融合騎にしちまおう。

『ヴィータ! なにボケッとしてるのっ?』

「『――っとと、悪ぃ』・・・おっと、ほらよ・・!」

――フリーレンシュラーク――

「うごぉ・・・体が凍っ――!?」

頭上から急降下して来た奴が振り落してきた破城鎚を、ちょい後退して避ける。位置が逆になる。あたしが上で敵が下。冷気を纏う“アイゼン”を振り下ろしてソイツの右肩(ド頭に打ち下ろすつもりだったんだけどな)に一撃与える。
骨を砕いたのは手応えで判った。どっちにしろ凍結して真っ逆さま。地面に落ちた瞬間に砕けて終わりだ。悪く思わないでくれよな。こっちだって勝つのに必死なんだ。

「さてと。凍りてぇ奴からかかって来いよ。グラオベン・オルデンの鉄槌の騎士ヴィータと――」

『氷の融合騎アイリが――』

「ブッ潰すッ!」『ブッ倒すからねっ!』

“アイゼン”を残り、えっと・・・3人の騎士に向ける。

†††Sideヴィータ⇒リサ†††

「はぁはぁはぁ・・・・」

「ぅく・・・存外にしぶといな、シャルロッテ」

シャルロッテ様の助言や時折の身体操作のおかげで首の皮一枚繋がってる。イリュリア騎士団第二位のヨハンの強さは本物だった。“キルシュブリューテ”に宿ってるというシャルロッテ様のご意思の御力が無ければ、私はもう死んでいる。

『リサ、やっぱり代わろうか?』

『いえ。シャルロッテ様の御手を煩わせるわけにはいきません・・・!』

――炎牙月閃刃(フランメ・モーントズィッヒェル)――

魔剣、“断刀キルシュブリューテ”の刀身に桃色の火炎を付加。私の十八番の魔導だ。シャルロッテ様が瞬間的ではなくて持続的に私の体を操作して戦えば、おそらくヨハンに快勝できるはず。でもそれでは意味がない。それは私の勝利ではなくシャルロッテ様の勝利だ。

――風刃烈火――

暴風が長槍全体に巻きつくように発生する。まるで馬鹿の一つ覚えのようにその魔導だけしか使ってこない。けどそれで充分だとも言える。暴風は攻防一体。触れたモノを砕く。障壁を突破されての直撃は、肉をごっそり削り取られるだろう。その暴風は、私の炎を一瞬で散らし無力化してきた。やっぱりもう炎熱系の魔導は通用しないと見切りをつけた方がいいか。

「早々にこの世より退場させてくれるわ!」

「っ、それはこちらの台詞だッ!」

――|光牙月閃刃《シャイン・モーントズィ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ