暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth27世界の行方は2人の女の決着に委ねられる〜PreludE〜
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で殴り始める。止めねぇと。とりあえず「たった1人に負けてなるものか!」そう叫びながら向かって来る敵を、1人、2人、3人とクリスタレス・ハンマーでブッ叩く。

『ヴィータ。クリスタレス・ハンマーの維持限界だよっ』

『かなり堅いな、コイツら・・・。よし、コイツをぶっ叩いて終わりだ・・・!』

4人目が持ってる対艦武装の破城鎚ごとソイツの甲冑を粉砕したら、ヘッドを覆っていた氷が砕け散る。それと同時にその場で旋回して、“アイゼン”をソイツの顔面に叩き込んで撃墜してやる。っつうところで「貴様ぁぁぁぁああああああッ!」あたしに向かって破城鎚を振り降ろしてきた5人目と6人目の筋肉騎士。高速移動のフェアーテが無けりゃ避ける事も出来ない速さと正確さだ。

「(でもな・・・)融合形態(いま)のあたしはこの場じゃ最速だぜッ!」

冷気の帯を引きながら横に移動。遅れて破城鎚があたしの傍を通り過ぎる。全身を重甲冑で覆い隠して、そのうえ大振りだった事もあって、一度避けちまえばあとは簡単に反撃が出来るんだぜ、おっさん。

「あらよっと・・・!」

――テートリヒ・シュラーク――

2人の顔面に叩き込む。“アイゼン”から伝わって来る肉を潰して骨を砕いた感触。顔を砕かれたソイツらもまた地面に向かって落下していった。アイリが『次は?』って訊いてきたから、『次はフリーゲン、そっからフリーレンで行くぞ』即答してやる。あたしとアイリで組み上げたいくつかの魔導(つまる、つまらんだとかで何度か衝突したけどな)を、テメェらで試させてもらうぜっ♪

「アイゼン!」

まずはカートリッジを1発ロード。

「『シュワルベフリーゲン・アイス!!』」

鉄球や魔力弾を繰り出すフリーゲンの応用版――冷気の魔力弾を8発打ち出す。元はオーディンと一緒に組み上げた共同魔導だけど、氷の融合騎アイリの力で単独でも扱える事になった。誘導操作に着弾時炸裂って効果はそのままだ。
くそ重い破城鎚を手に必死に避けようとするけど、追尾してくる所為で大慌てだ。回避も難しいって判断したらしいアイツらは、ついに障壁で防御しようとしやがった。それが狙いだっつうの。障壁に着弾した瞬間にフリーゲンが炸裂、ボフッて音と一緒に冷気が爆散。

『うん、狙い通りだね』

『見りゃ判んだろうにな』

冷気をまともに受けて体が凍りついた何人かが真っ逆さまに地面に墜落してく。んで、「懐に潜り込むなんて余計に自殺行為だっつうの!」旋回して、あたしの背後に最接近してきた奴の胸部装甲に向かって、

――フリーレンシュラーク――

冷気を纏ったテートリヒ・シュラーク――フリーレンシュラークを打ち込む。打撃に凍結、2つの効果の一撃だ。打撃で体内外をぶっ壊し、その上で凍結させる。やばい、こいつはやばい。
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