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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth27世界の行方は2人の女の決着に委ねられる〜PreludE〜
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極め始める。
イリュリア南部。リサとシグナム・アギト、アウストラシア騎士団一個小隊を置いて先に進軍していたアウストラシア騎士団は、テウタの狙い通りの事態へと陥っていた。故ウルリケ・デュッセルドルフ・フォン・ブラッディアが率いた、狂いたる災禍騎士団プリュンダラー・オルデン所属のキメラ達が、ネウストリア騎士団・アウストラシア騎士団に取り付いて自爆する事で、2つの騎士団に壊滅的被害を与えていた。

ヨハンと、彼の率いていた戦兎騎士団ブルーティガー・ハーゼン・オルデンと戦い傷ついたリサ、シグナム・アギト、そして小隊は、負ったダメージの治癒の為、その場から動けずにいる。

イリュリア西部。トゥルム海沖にて行われていたイリュリア艦隊とヘルウェティア・ヴィンランド・シュヴァーベンの同盟艦隊による戦闘は、無人とした戦船を同盟艦隊に衝突させるという荒業にて、共に壊滅状態となっていた。

イリュリア北部。シュトゥラのマクシミリアン艦隊は、アースガルド艦隊の援護も空しくイリュリア艦隊との艦隊戦によって1隻、また1隻と沈んだ。クラウス率いる騎士団は艦隊より地上に降下、馬を駆り王都へと進軍を開始。イリュリア騎士団の序列六位・七位・十位の騎士が率いる高位の三個騎士団と、下位の四個騎士団の計七個騎士団と戦闘を開始。
ヴィータとアイリ、そしてルシリオンの護衛を解かれてシュトゥラ騎士団と合流したザフィーラとシュリエルリートの協力もあって、辛くも勝利した。しかしヴィータ達グラオベン・オルデンやクラウスも含めてこの戦で大ダメージを負い、進軍を中断する他なくなった。

イリュリア南東部。雷帝ダールグリュンと総長グレゴールの決闘。
ダールグリュンは「人間を辞めたのだな・・!」と戦斧クロケア・モルスに雷撃を纏わせての刺突――雷帝式・四式・瞬光でグレゴールの脇腹をごっそり穿っていた。しかしグレゴールは血反吐を吐きながらも「老体に鞭打つには必要なのだよ」と笑みを漏らすと、穿たれた部分が急速に再生され元通りとなった。グレゴールは確かに人間を辞めていた。キメラ達のような生体兵器化を自らに施し、不死の肉体を手に入れていたのだ。2人の決闘に終わりは見えない。
融合騎・一番騎アインスは単独でウラル騎士団を壊滅状態にしたが、屍兵器マリアージュの連続自爆で大ダメージを被った。しかしそれでもなお雷撃の大鎌を振るい続ける。散って逝った妹たちの名誉の為に。

シュトゥラはノイヴェート丘陵。ルシリオンは6つのセフィラを完全消費しつつも各戦場に援護射砲撃を撃ち込み続けていた。だが、徐々に苛烈を極めていくイリュリアの攻勢について行けなくなったため、味方に損害が出始める結果となる。それでもエテメンアンキの砲撃カレドヴルフだけは確実に防御しているのは称賛に値する。

そしてイリュリア王都スコドラ・森林地
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