第6宇宙編
第43話
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飯の姿がなかったので義妹のビーデルに尋ねる。
「ビーデルさん、悟飯は?」
「今日は丁度大事な学会があるので来られないそうです」
「あいつ、せめて顔を合わせて言えっての…まあいいか、別に悟飯がいなくても…ところでパンちゃん、人の髪と耳を引っ張るんじゃありません!!めっ!!」
何も言わずに欠席している弟に愚痴るが、別に悟飯が試合に出るわけではないので構わないと思ったのだが、姪のパンが悟林に悪戯を仕掛けてきたので注意しながら怒ると大泣きした。
どうやら怒られる経験がないようだ。
「す、すみませんお義姉さん!」
慌てて悟林からパンを受け取ると、ビーデルはパンを泣き止ませながら謝罪した。
「あー、気にしなくて良いよ…悟飯の子供って時点でこうなるの分かってたし。あの子は人に対する厳しさがある意味お父さんより欠如してるからねぇ…でもビーデルさん、厳しいかもしれないけど良いことと悪いことの区別が付くようにした方が良いよ。一応この子、サタンさんの孫だよ。」
悟林だからこそ平気だが、自分の髪と耳を引っ張った時の力は普通の地球人では危険だ。
ある程度厳しく躾をした方が良いのかもしれないが、甘ちゃんの悟飯と孫にデレデレなサタンではそれは無理だろう。
「近いうちパンちゃんを躾に行くよ。万が一のことがあったら駄目だし」
「すみませんお義姉さん…」
「良いよ別に、みんなパンちゃんに甘いから1人くらい厳しくしないとね。それでパンちゃんから嫌われても私は平気だし…あ、悟飯に伝言頼めるかな?もし私の躾の邪魔するなら首の骨をへし折るから」
拳を握り締めて昔のピッコロのような凶悪な笑みを浮かべる悟林にビーデルは引いた。
優しい義姉だが、怖い時はとことん怖い。
因みに後にパンの躾をしに行った時、過保護な悟飯がパンを放そうとしなかったので悟飯が自分の実家の方までデコピンで軽くぶっ飛ばされて強制送還され、気絶しているところを悟空とピッコロに回収されるのは別の話。
そして会場に着くとそれなりの広さの観客席と武舞台に何故かある屋台、そして第6宇宙の選手達。
黄色い熊のような種族・ボタモとフリーザにそっくりなフロスト、ロボットに見えるメタルマンと言う種族のマゲッタ。
第6宇宙のサイヤ人・キャベ、そしてヒットと言う男。
「(あの男…他の選手とは格が違うね…)」
そして試合前のペーパーテストが始まり、簡単な問題だったので悟林は答えを書いていく。
悟空も時々ペンが止まるが、すぐにペンを走らせていく。
そしてテストが終わってテスト用紙が返ってきた。
「悟林、オラ70点取れたぞ!」
「本当!?凄いよお父さん!!」
間違えている問題は引っ掛け問題だったので仕方ないだろ
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