プロローグ・迷い込んだ転生者
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・・・っと!そうじゃない返事をせねば、
「分かったよ」
「ほんとなの?」
「俺が嘘つくはずないだろ〜?」
「なんかその台詞前にも聞いた気が…」
「そ、そんな訳無いじゃないか!」
「……怪しいの」
まだ疑うのか我が妹よ、しかしそれはあり得ないな、なぜなら
「大丈夫だって俺はなのはのお兄ちゃんなんだから」
そう断言する。
とまあ、この無駄な自信は何処からくるのかというと、
俺が主人公・高町なのはの兄としてこの世界に転生したからである。
因みに歳は10歳
最初はいきなり主人公の兄として生まれた事に驚いたが
自分の名前が高町みずなと聞いた時はもっと驚いた。
なんだよみずなって、野菜かよ・・・!?
まあ、それは置いとくとして
自信の理由は原作知識ではなのはは真っすぐで優しい子だったはずであるということ、
そして俺というイレギュラーによってそうでは無くなってしまうのは嫌だということ、
以上の二点から俺自身は余りなのはに近づかないようにしている。
また、嘘なども極力つかないようにしている。
というかそもそも話すこと事態を控えているのはずなのだが、
なぜか我がかわいい妹様は俺の事をすぐに頼る傾向にある。
なのは曰く歳が近い俺が一番話しやすいそうだ・・・
「む〜…お兄ちゃんだから大丈夫って意味が分からないの……」
「あははっ……(苦)」
とりあえず笑って誤摩化す。
そこで俺は思い出す、我が妹様はなぜ俺呼んでいたんだ?
聞いておかなければ、
「ところでなのは?」
「にゅ?」
「何で俺を呼んでたんだ?」
「……あ。もう!お兄ちゃんのせいで忘れるとこだったの」
「………俺のせいか?」
「何か言ったの?」
「な、何も言ってないですよ?」
「むー…」
「そ、それよりなのは話の続きは?」
そういうと納得してはいないがこれ以上咎める気は無いらしく話を続けた。
「でね、お兄ちゃん!フェレットを家で飼うことになったの!」
「ふむ」
考え込む俺、
フェレットって事はユーノか、ということはもう原作始まるような歳か・・・
どうすべきかな?
原作だとこのまま魔導士へと成長していくはずだが余り妹に危険な目にはあって欲しくない、
飼わせるべきか、飼わせないべきか・・・・・・・・・
と、そこまで考えたところで先ほどの妹の発言におかしな点が含まれる事に気づいた。
「なのはさん、もう一度さっきの言葉言って頂けますか?」
「ふぇ?聞こえなかったのお兄ちゃん?」
「う、うむ」
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