第42話
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さえも立つことさえままならない。
「きえええっ!!」
フリーザの回し蹴りを側頭部に喰らいながらも悟林もまたフリーザの顔面を殴り飛ばす。
「だっ!!」
心臓をぶち抜くつもりで繰り出した拳をフリーザは掴み止める。
「クッ…ククク…ッ!」
しかし、フリーザも悟林の必殺の一撃を受け止めてただでは済まず、受け止めた手に激痛が走るが、それを隠すように笑った。
「っ!!だあああっ!!!」
続けてフリーザにラッシュを繰り出す悟林にフリーザも応戦する。
「肉弾戦ですか!親子揃って好きですねぇ!!」
互いに激しく拳と蹴りを交換し、片方の攻撃が直撃すればもう片方が反撃する。
観戦者と化しているピッコロ達からすれば一瞬の出来事に感じても悟林とフリーザの体には多くの傷が出来ている。
「だりゃあっ!!」
悟林の回し蹴りをフリーザは屈んでかわすが、悟林の狙いはフリーザの尻尾だ。
尻尾を掴んで回転の勢いを利用して海に叩き落とし、両腕を突き出した状態で突撃した。
水中に落とされたフリーザはそれに気付いて突撃をかわし、悟林に向けて気弾を放った。
悟林はそれを受け止めるが、勢いを止められずに岩に押し付けられる。
何とか上空に弾き、水中戦を繰り広げる。
フリーザの顎を蹴り上げようと繰り出した蹴りは水中の抵抗などないかのように動き、圧力によって海面から凄まじい切れ味を誇る水の刃が出来上がり、ピッコロ達のいた地面を両断した。
「あ、あいつらどんな闘いをしてやがるんだ…!」
「もうちょっと周りを見なさいよ!と言うか孫君達はまだ来ないの!?」
野次馬のブルマが出鱈目な闘いに思わず叫ぶ。
せっかくデザートの苺サンデーを用意したのにウイスもビルスも来る気配がない。
次の瞬間、海が吹き飛び広範囲に衝撃波が迸った。
フリーザが気の力で海を吹き飛ばしたのだ。
かつてフリーザがナメック星での闘いで悟空に使った技だ。
「はあ…はあ…」
「はあっ…はあ…っ…」
激しい攻防で互いに息が上がり始めている2人。
「ホッ…ホッーホッホッ…!流石のあなたも息が上がり始めてますね…」
「お前だって人のこと言えないでしょう?明らかに動きが鈍り始めてる。どうやらその進化が出来るようになってすぐ地球に来たようだね」
「…それが何だと言うのです…」
「ゴールデンフリーザのパワーにお前の体が追い付いてないんだよ。もっと時間をかけて完成させればもっと強くなれたのにさ…まあ、たった4ヶ月でここまで強くなったのは素直に凄いと思うよ」
「ふん、ならばさっさとあなたを殺してしまいましょう!!」
「そう上手く行くかなぁ!?」
互いにオーラを迸らせな
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