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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
ハーケン会戦〜大号令〜
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弩級の桁外れの強さに成長したクロスベル帝国軍だっ!」

「オオオオオォォォォォォォォオオオオオオ――――――――――――――ッ!!」

「クロスベル帝国万歳――――――ッ!!」

「去年の”合同演習”から更に成長した俺達の力、エレボニア帝国に思い知らせてやりましょう、ギュランドロス陛下っ!!」

リウイの問いかけが終わるとギュランドロスが大号令をかけ、ギュランドロスの大号令に対してクロスベル帝国軍は次々と武器を天へと掲げて叫んだ。



AM10:58――――――



ヴァイスラント新生軍――――――総兵力13万人の内10万人並びに高位猟兵団”クルガ戦士団”総勢1万5000人、”アイゼンシルト”総勢1万5000人――――――



「ヴァイスラント新生軍――――――いえ、今だけは敢えて”貴族連合軍”と”正規軍”と呼ばせて頂きます。貴族連合軍は”前主宰”であったクロワールの指示とはいえ、去年の内戦でユーゲント皇帝陛下を含めた皇族の方々を幽閉して”大義名分”として利用した挙句、メンフィル帝国との外交問題を発生させてまで姫様を拉致してユーゲント皇帝陛下達のように利用しようとしたにも関わらず、今回の戦争では恐れ多くも私達の”大義名分”になって頂いたという姫様の慈悲深き御心、忘れていませんわよね?」

「勿論です、公女殿下!」

「今こそ皇女殿下に去年の内戦の償いをする時です!」

「正規軍の方々は去年の内戦で”紅き翼”として活躍し、最後は内戦を終結に導いた姫様の偉業もそうですが、去年の内戦の件でメンフィル帝国に対してエレボニアの”罪”を償う為、そして何よりもエレボニアを救う為もそうですが女神すらも許さない所業を行おうとするエレボニアを止める為に祖国やご家族である皇帝陛下達から”裏切者”と揶揄されてでもメンフィル帝国軍の一員となった姫様の”覚悟”を理解した上で、私達ヴァイスラントに合流したのですわよね?」

「応!!」

「メンフィルへの償いの為にご自身の身も顧みず出奔なされた皇女殿下を切り捨てた挙句、内戦で最も被害を受けたクロイツェン州で”焦土作戦”を行わせるという鬼畜の所業を我らの戦友であった”第四”を”畜生”に堕としたオズボーン宰相達は絶対に許せません!」

ギュランドロスの大号令が終わった後に問いかけたミルディーヌ公女の問いかけに貴族連合軍出身の軍人達、正規軍出身の軍人達はそれぞれ順番に力強く答え

「―――――そしてそれぞれの思いによってヴァイスラントに所属した皆さんに問わせて頂きます。この”決戦”でオズボーン宰相達帝国政府の言いなりになった帝国軍を止めようとした姫様の慈悲深き御心を無下にした帝国軍を許せますか?」

「否!否!否!」

「エレボニアの誇りを穢した帝国政府に従
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