ハーケン会戦〜大号令〜
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インは悔しそうな表情を浮かべて答えた。
「もう一度――――――ううん、相手がこちらの通信に応じるまでエレボニア帝国軍の旗艦に何度も通信をして!」
「は、はい……ッ!」
遊撃士達の話を聞いたトワは必死な表情を浮かべて通信士を務めている士官学院生に指示を出した。
「うふふ、今更慌てて”まだ敢えて残しているエレボニア帝国軍の旗艦に連絡をした所でもう遅いわよ。”――――――だって、”ここからが本番なんだもの♪”」
「その口ぶりだと、お前達はあれ以上エレボニア帝国軍を叩き潰す”何か”をするつもりなのかよ!?」
「!おい、地上の王国軍側を見ろ――――――」
トワ達の様子を見て不敵な笑みを浮かべて指摘したレンの言葉を聞いたクロウが厳しい表情で問いかけている中、何かに気づいたアッシュが厳しい表情で声を上げた。
同日、AM10:50――――――
〜ハーケン平原〜
「ステルス機能を切れ!」
「ハッ!」
一方その頃、ハーケン門側でそれぞれ迎撃態勢を取っている王国軍の正面から、ハーケン門側で姿を消して待機していたメンフィル帝国軍を率いる総大将――――――ツーヤとセレーネの養母にしてメンフィル帝国軍の竜騎士軍団長を務めているサフィナ・L・マーシルン元帥の指示によってメンフィル帝国軍の軍人達がそれぞれステルス装置を切ると20万人のメンフィル帝国軍が次々と姿を現した!
〜ガルガンチュア1号機・ブリッジ〜
「そ……ん……な………」
「ハーケン門側でも、既にメンフィル帝国軍――――――それも、あんな大軍勢が迎撃態勢を取っていたなんて……」
「げ、元帥閣下……これでは本作戦の達成に必要な前提条件が………」
「………ッ!………我らに”希望の芽”すらも芽吹かせる事すらも許さないとは……これが……これが、世界を巻き込む大戦を引き起こした挙句大恩あるリベールに大仇で返すという”悪行”を犯そうとしたギリアスや我らへの”裁き”なのか、女神よっ……!!」
次々と姿を現す新手のメンフィル帝国軍の様子を映像端末で見ていた周りの軍人達が絶望を感じたり呆然としている中、悲痛そうな表情を浮かべたレリウス中佐に視線を向けられたヴァンダイク元帥は唇を噛み締めて黙り込んだ後、思わず天井を睨んで声を上げた。
同日、AM10:55――――――
リベール王国軍――――――総兵力12万人の内11万人並びにアラン・リシャール特務准将率いる王国義勇兵団”白隼隊”総勢1万人――――――
〜ハーケン平原〜
メンフィル帝国軍が全て姿を現し終えると戦場の空に導力技術や魔導技術によってカシウス、リウイ、ギュランドロ
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