ハーケン会戦〜大号令〜
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
長を抹殺すれば、エレボニア帝国軍の指揮系統を大混乱に陥らせる事もできると思うし……」
「それらの件もありますが、地上のエレボニア帝国軍の背後を突いたメンフィル・クロスベル連合軍やヴァイスラント新生軍もそうですがリィン様達――――――”灰獅子隊”には何の動きもない事も気になりますわね……」
「あの”化物”連中が戦艦を破壊する前に”第二段階”って言ったよな?って事は、まだエレボニア帝国軍の連中を嵌める為の”策”は残っていて、その残っている”策”とやらがテメェらも何らかの動きをするんじゃねぇのか!?」
目を細めたセリーヌの推測を聞いたエマは不安そうな表情で更なる推測を口にし、シャロンは真剣な表情で考え込み、アッシュは厳しい表情でレンに問いかけ
「またまた、大正解♪――――――という訳で”第3段階”がそろそろ始まるわよ♪」
アッシュの問いかけに笑顔で答えたレンは不敵な笑みを浮かべて宣言した。
同日、AM10:45――――――
〜ハーケン平原〜
「大将軍閣下より通達!第二砲撃を開始せよとの事!」
「了解。―――全軍に通達、第二砲撃準備。繰り返す――」
一方その頃、部下の報告を聞いたシェラは機甲軍団に指令を出した。するとシェラを含めた機甲軍団の兵士達が唸りにも似た騒動音を徐々に高め
「……攻撃開始。」
”火計”に陥りながらも、強引に前進し続けるエレボニア帝国軍目掛けて砲撃をした!シェラ率いる機工軍団が放った砲撃は平原を轟かす大爆音と共に、業火と爆発が一瞬で炎の海で苦しんでいるエレボニア帝国軍に加えて強引に前に進み続けるエレボニア帝国軍の大勢の兵達を飲み込み、機甲兵や戦車をも跡形もなく吹き飛ばし、更には炎の海すらも爆発の衝撃によって吹き飛ばされた事で地上のエレボニア帝国軍は全体の2割が滅された!
〜カレイジャス・ブリッジ〜
「何、あれ…………」
「エレボニア帝国軍がメンフィル帝国軍の砲撃によって炎の海ごと吹き飛ばされた………」
「……”百日戦役”で生き残ったエレボニア帝国軍の関係者達からのラインフォルトグループへの情報提供の際、ラインフォルトグループはメンフィル帝国軍の機工軍団の火力は今で表すなら”列車砲”クラスと想定していましたが……その想定をも遥かに上回る火力ですわね……」
「……ッ!―――――もう十分でしょう!?すぐにエレボニア帝国軍への攻撃を止めて、もう一度アルフィン皇女殿下にエレボニア帝国軍に降伏をするように呼びかけるように手配しなさい!目の前で多くの戦友達を失った上、あんた達連合との”力の差”を思い知らされた今のエレボニア帝国軍なら降伏の呼びかけに応じる可能性は十分に考えられるわ!」
「―――――僕や兄上
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ