ハーケン会戦〜大号令〜
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〜ハーケン平原・上空〜
空挺部隊が主力であり、またどの国よりも”空”での戦闘に一日の長があるリベール王国軍の空挺部隊にとってエヴリーヌ達によって3隻の戦艦が破壊された事で動揺しているエレボニア帝国軍の空挺部隊は絶好の的だった為、エレボニア帝国軍の空挺部隊はリベール王国軍の空挺部隊の猛攻によって碌に反撃できず次々と撃破され始めた。
〜カレイジャス・ブリッジ〜
「エ、エレボニア帝国軍の空挺部隊が王国軍の空挺部隊に圧倒されている……!」
「まさか、メンフィル・クロスベル連合軍ではなく、王国軍によってエレボニア帝国軍が圧倒されるとはな……」
「い、一体どうして……数はエレボニア帝国軍の方が王国軍よりも明らかに上回っているのに……」
映像端末で王国軍によって圧倒されているエレボニア帝国軍の空挺部隊の様子を見たマキアスは信じられない表情で声を上げ、ユーシスは重々しい様子を纏って呟き、セドリックは困惑の表情を浮かべて疑問を口にした。
「王国軍の主力は空挺部隊である事から王国軍は”空”の戦いにはエレボニア帝国軍よりも一日の長があるという要因もあるが……」
「……恐らくエレボニア帝国軍にとっては”切り札”となる戦艦が一瞬で破壊された事による動揺で士気は著しく下がっているからでしょうね……」
「対する王国軍は祖国を13年前の”百日戦役”の二の舞にさせない為にもエレボニア帝国軍による王国への侵略を何としても食い止めなければならないという思いで戦っているでしょうから、士気は間違いなく高いでしょうね。」
「はい……少なくても、エレボニア帝国軍の方から降伏の申し出をしない限り、王国軍は攻撃を止めるつもりはないでしょうね……」
ジンとエレイン、シェラザードはそれぞれ複雑そうな表情で、ティータは辛そうな表情で推測を口にし
「うふふ、加えて空挺部隊の指揮を取っているのはリベールの宿将――――――モルガン将軍なんだから、”戦艦という空の主力”を失った事でできたエレボニア帝国軍の空挺部隊の動揺から立ち直らせる隙なんて与えないわよ♪」
「ええっ!?それじゃあ今王国軍の空挺部隊の指揮を取っているのはモルガン将軍なの……!?」
「……確かにあの爺さんなら、こんな絶好な機会は絶対に逃さないだろうな。」
レンの説明を聞いたアネラスは驚き、アガットはモルガン将軍を思い浮かべて複雑そうな表情で呟いた。
「……一つ疑問があるわ。何でエレボニア帝国軍の旗艦はまだ残しているのよ?アンタ達がその気になれば、エレボニア帝国軍の旗艦もさっきの三隻の戦艦のように破壊する事も簡単なんじゃないの?」
「い、言われてみれば確かに……旗艦ごとエレボニア帝国軍の総指揮を取っている学院
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