第六百四十五話 牛達と共にその五
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「してもらっています」
「そちらもですか」
「姫様がお好きなので」
「はい、大好きです」
セーラも微笑んで答えた。
「トリュフは」
「左様ですね」
「茸のトリュフもそうですが」
「お菓子のトリュフもですね」
「大好きです。エウロパの料理なら」
それならというのだ。
「他の食材はファアグラやキャビアも」
「お好きですね」
「どれも」
「左様ですね」
「ですからエウロパに行った時も」
この時もというのだ、尚こうした食材はエウロパだけでなく連合においても広く食べられて愛されている。
「楽しませてもらいましたし」
「今もですね」
「そうさせてもらっています」
「ですから」
セーラが好きだからだというのだ。
「トリュフ探しにもです」
「彼等は働いてもらっていますか」
「左様です」
「それは何よりです」
「豚肉は捨てるところがありません」
ベッキーはこのことを話した。
「素晴らしい食材です」
「声以外はですね」
「食べられます」
「足も耳もですね」
「そして内臓も骨も」
「骨はスープになりますね」
「あの骨からです」
即ち豚骨からというのだ。
「非常にいいです」
「スープが摂れますね」
「連合ではそうしていて」
豚骨からダシを摂ってというのだ。
「そうしてです」
「ラーメンのスープにもしていますね」
「あのダシがです」
豚骨のそれがというのだ。
「実にです」
「美味しいですね」
「左様です」
まさにというのだ。
「それが好評でして」
「それで、ですね」
「連合ではです」
「愛されていますね」
「鳥ガラと並んで」
スープのダシとしてというのだ。
「そうなっています」
「私はラーメンといえば」
今はカレーを食べているがそれでもかと話した。
「やはりです」
「カレーラーメンですね」
「おうどんもカレーでして」
そうしてというのだ。
「ラーメンはです」
「そちらですね」
「カレーラーメンがです」
「最もお好きですね」
「そうです。ですが豚骨のラーメンも」
こちらもというのだ。
「好きです」
「そうですね」
「あの白いスープが」
これこそ豚骨ラーメンの特徴である、白いそのスープにあるコクが非常に濃厚で麺にも絡み合うのだ。
「まさにです」
「絶品ですね」
「そう思います。マウリア料理を主食にしていても」
即ちカリーをというのだ。
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