第40話
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しない悟飯を不思議に思っているようだ。
「元々悟飯は武道に興味なかったしね。私みたいに腕を競う相手もいないし、今までのことがあれだから闘いが楽しいって思える気持ちもないんだから。闘う理由がなかったら修行はしないで勉強に時間を割くよ」
子供の時に修行していたのだってしなければならない責任感によるものなので、悟飯にとって“強さ”とはそんなに重要な物ではないのだろう。
悟空もピッコロもそれが分かっているし、ベジータは数少ないサイヤ人と言うことでサボっている現状に不満があるようだが、地球で平和に暮らす上では強すぎる力は確かに邪魔だろう。
闘いは嫌いで平和に暮らしたい悟飯の気持ちも悟林も良く分かる。
「だったら兄ちゃんの代わりに僕達が強くなるよ!」
「それは頼もしいね。まあ、私は悟飯よりもビックリ箱みたいな2人と修行してる方が楽しいしね」
悟飯の闘い方は言ってみれば高い戦闘力によるごり押しのような物なので正直ワンパターンで飽きるのだ。
それなら何をするのか分からないゴテンクスとの修行の方がよっぽど刺激的だ。
「悟林さんとの修行で俺達強くなったんだぜ!今なら超サイヤ人2にだってなれそう!」
「うーん、もう少し強くなってからだね。でも2人が強くなればなるほどゴテンクス君のパワーも強くなるから私としてはそうなってくれれば嬉しいかな」
フュージョンは合体元の2人の基礎戦闘力が強くなればなるほどに効果が上がる。
より強くなった2人と修行を想像して微笑む悟林にトランクスは背を向けた。
「っ、よ、よーし!悟天!修行だ!修行するぞ!」
「トランクス君、顔真っ赤だよ?」
「う、うるさいな!早く来いよ!!」
顔を真っ赤にしながら悟天を掴んで走り去ってしまったトランクスに悟林は首を傾げた。
「どうしたのかな?トランクス君?」
「微笑ましいですね…あ、でももしお姉さんとトランクス君がくっついたら…」
物凄く複雑な状況になりそうで笑ってしまいそうになる。
「そう言えばさー、悟飯ちゃんとはどこまで進んだの?お姉ちゃんに教えてよ義妹さん?」
「ちょ、ちょっとお姉さん!?」
逃げようとするビーデルだが、逃げられるわけもなく大して進展がないと言うことを吐かされた。
そして夜、勉強していた悟飯に悟林がコーヒーと夜食を持っていった。
「頑張ってるね悟飯」
「あ、姉さん。ありがとう」
「今日、ビーデルさんと会って手合わせしたよ」
「いっ!?姉さんと!?ビーデルさんは大丈夫なんですか!?」
「私を何だと思ってんの?ちゃんと手加減してるよお馬鹿」
慌てる悟飯に悟林は冷たく言い放つ。
「ところで悟飯ちゃん、ビーデルさんとあんまり進展ない
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