第40話
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行をつけてもらってるような感覚だ。
「そりゃあ、私は4歳の頃から修行してきたからね。それに修羅場もそれなりに潜り抜けてきたからあっさりとやられるつもりはないよ。さあ、こっちも軽く行くよ」
“軽く”と称した攻撃は凄まじく重く、ビーデルの攻撃を防いだ腕が痺れる程である。
「真正面から受けない、重い攻撃は受け流して反撃に繋げなさい。最初の私のようにね」
悟林はビーデルの悪いところを指摘し、ビーデルもまた無意識にそれに従うことで動きが洗練されていく。
こうしてビーデルは一撃も当てられないまま、体力切れで倒れた。
「はあ…っ…はあ…や、やっぱりお姉さんは強いですね…」
「そりゃあ、サイヤ人だからね。」
あれだけ強いと手加減すら難しいはずなのに自分に合わせて手合わせをしてくれた悟林に同じ武道家として尊敬する。
「昔、テレビでセルと闘ったお姉さんを見た時…凄いなって思ったんです。私と同じ女の子なのにあんな化け物に恐れないで闘っていたのが」
今でも覚えている。
カメラが壊れる前までだが、自分と同い年くらいの女の子がセルのような怪物と闘ったことを。
「セルねえ、そう言えばあいつを倒すの悟飯に任せちゃったから勝ってないんだよね」
「悟飯君とお姉さんがセルを倒したのにパパが…私、本当に恥ずかしくて…」
本来ならセルから世界を救ったのは目の前にいる悟林と悟飯なのに、まだ子供だった2人の功績を奪って英雄面をしていたサタンを思い出すと恥ずかしくて情けない気持ちでいっぱいだった。
「なるほど、溜め息の理由はそれか。まあ、気にしない気にしない。私達は有名になってもやりにくくなるだけだし。これからもサタンさんにはスケープゴートになってもらわないとね。私達は鬱陶しいテレビから逃げられる。サタンさんは名誉を得る。どっちもお得じゃない」
悟林にとって名誉など不要で面倒な物くらいでしかなく、悟空も悟飯も有名になりたいわけではないし、チチもそんなものに興味はないだろう。
「パパもそんな奴らぶっ飛ばせば良いって言ってたしね」
実際にやられたら困るが、サイヤ人からすれば地球での名誉などあっても単に動きにくくなるだけで困るものでしかないだろう。
「とにかくビーデルさんは気にしなくて良いよ。そうそう、ビーデルさん。君は中々やるね、流石悟飯の彼女さん」
「あ、いや…私は……そ、そう言えばお姉さんは悟飯君と修行しないんですか?悟飯君ならお姉さんとの修行が出来そうですけど」
「悟飯は学者になるのが夢だからね。勉強に夢中だよ…」
「そうですか…でも少し勿体無いな…あんなに強いのに」
「確かに、悟飯さんはあんなに強いのに修行はしないんだよな」
トランクスもあれだけ強いのに修行を
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