第39話
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ん」
悟飯の部屋に布団を敷くと、そこに2人を寝かせる。
「いやー、修行で気絶してお休みなんて昔の悟飯ちゃんみたいだよね。ところで何見てんの?…うわ、懐かしい写真。悟飯ちゃん泣いてるー。いやあ、今も昔も変わんないね」
「…これ、何年前の写真?」
「多分、私達が4歳になったばかりのじゃない?」
「4歳か…悟天も…それくらいから姉さんと遊びたかったかな…僕がもっと強かったら…姉さんはセルとの闘いで死ななかったのかな…」
「どうだろうね、もしかしたら死ななかったかもしれないし、死んでたかもしれない。まあ、今更どうにもならないよ。今は過去のことよりも今に目を向けなよ。大丈夫大丈夫、今度はいなくなったりしないから多分」
「そこは絶対って言ってよ」
7年の空白を埋めるように笑いながら会話する姉弟に様子を見に来た両親が笑いながら退散したのであった。
「ところで姉さん」
「何?」
「姉さんが家に帰ってきた時のためにやりたかったことがあるんだ」
「やりたかったこと?」
嫌な予感を覚えながら聞き返すと悟飯は机から見覚えのある時計を取り出した。
「念のために予備を貰っていて良かった。」
「ま、まさか…」
「そのまさかだよ!姉さんに見せるために練習していたとっておきのポーズを披露しようと…」
グレートサイヤマンの姿となり、早速悟林にポーズを見せようとする悟飯だが、弟の痛い趣味は姉として全力で矯正しなければなるまいと悟林は心を鬼にして潜在能力を静かに解放した。
「どうやら悟飯ちゃんは私が死んでる7年間ですっかり忘れちゃったようだねぇ…私がそんなグリーンヤサイマンみたいな下らないジョークが嫌いだってことを…少し頭冷やそっか?」
次の瞬間、部屋の窓から勢い良く吹き飛んでいく物体があり、翌朝の早朝に早速悟林との修行のためにパオズ山に訪れたピッコロがお気に入りのパオズ山の小川の水を飲みに川に降りたところで流れてきた悟飯を発見し、ピッコロが回収して悟空に渡されたのであった。
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