第39話
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悟林と魔人ブウの闘いは悟林の方が有利ではあったが、長引かせるとブウが何をするか分からないため、奥の手を使うことに決めた。
「そろそろ終わりにしようか」
「何?」
「正直この技を使わなくても今の私ならお前を倒せるんだけどね…ここまで頑張ったご褒美ってことで特別に見せてあげるよ…界王拳をね…!」
悟林が赤いオーラを身に纏い、戦闘力を向上させていくと気の感知が拙いところがあるブウにも気の上昇率を理解させる。
「こ、これは…気が5倍…10倍…いや…!」
「究極界王拳!!」
潜在能力を解放した状態での現在の最大倍率の20倍の界王拳。
あの世で修行の一環として界王拳の練度を高めており、安定性や完成度では父親を上回っていると断言出来るくらいだ。
「ははー!出来た!超サイヤ人状態での界王拳は無理でもこれなら界王拳を使えると思ったんだ!」
ただでさえ負担のある超サイヤ人に界王拳を重ねるのは命を捨てるような物であり、今まで戦闘では封印していた界王拳を復活させたのだ。
時間の概念がないあの世で一度超サイヤ人状態で界王拳を発動したのだが、長時間の発動は不可能な上に死人状態でも負担を与える超サイヤ人界王拳は現世での使用は不可能だと判断したのだが、あくまでこの潜在能力解放は自分の中の秘められた力を解放するだけで負担はなく、通常状態と全く変わらないまま肉体の強度も大きく上がるこの状態なら20倍以上の倍率も不可能ではなさそうだ。
この闘いが終わったら界王拳に改良を重ねて更に倍率を上げる修行をしようと決めた。
「それがどうしたーーー!!!」
飛び掛かるブウだが、次の瞬間に顔面を数回殴られて吹き飛ばされる。
最低でも戦闘力差が20倍なので、最早ブウの攻撃は悟林からすればスローモーションのように見える。
「残念だったね、魔人ブウ。今の私の力はお前の遥か上だよ」
距離を一瞬で詰めると強烈なラッシュ攻撃をブウに叩き込み、上空に蹴り上げると魔閃光を直撃させ、煙が晴れると下半身が消し飛んでボロボロのブウの姿が現れた。
「ハッ、仕留め損ねたか。しぶといねぇ」
「お、己ぇ…かあっ!!」
損傷した体を再生するとブウが怒りの形相で向かってくる。
「汚いぞ貴様!わけの分からん技を使いやがって!」
「そっちは吸収しまくった癖に汚い言うな。お前なんかに私をとやかく言う資格はないよ」
界王拳と言うのは戦闘力を倍化させる技なので、多少の実力差を簡単に覆せる技だ。
なのでブウが汚いと思うのは無理もないが、これは修行で習得した技なので吸収して知識とパワーを得たブウには絶対に言われたくはないだろう。
ブウの激しい攻撃を軽々と捌きながら逆に手痛い一撃を顔面に叩き込む。
「さっ
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