第37話
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お姉ちゃんは天国で待ってるから」
悟林に抱き上げられると最後となる触れ合いに頑張って泣かないようにしている悟天は我慢のしすぎで顔が赤くなっており、そんな弟を抱き締めて頭を撫でると今度こそあの世に帰ることになった。
「それじゃあみんな!死んだらまた会おうねー!」
「悟林さーん!俺達頑張るよー!」
トランクスの声に笑みを浮かべて悟林はあの世に戻り、早速閻魔大王に悟空と一応悟飯の生存を確かめる。
閻魔大王は名簿を調べてくれたが、悟空と悟飯の名前はなかった。
「来とらんぞ、お前の父や弟ならすぐに分かるはずだしな」
「そっか…ありがとう閻魔大王様!」
2人は無事に生きていることを確認した悟林は、界王星に向かおうとした時であった。
「あー、やっぱり悟林じゃねえか!」
「え!?お父さん!?」
目の前に現れたのは父親の悟空であり、体の包帯が痛々しいが元気な姿であった。
「お父さん、生きてたんだ。どこにいたの?」
「オラと悟飯は界王神様に助けられてな、今まで界王神界にいたんだ。それよりどうしておめえがあの世に戻ってんだ?まだ1日はまだ過ぎてねえだろ?」
「実は…話すよりお父さんに見てもらった方が早いね」
「おう」
悟空が悟林の頭に触れると記憶を覗いていく。
バビディや魔人ブウのこと、超サイヤ人3への変身で現世にいられる時間が極端に縮んだこと。
そして悟天とトランクスが最後の希望となってフュージョンを習得するために修行に励んでいること。
ベジータが3人を守るために命を散らしたこと。
悟林の頭から手を放すと悟空は複雑な表情で空を見上げた。
「そうか…ベジータが…」
「ベジータさんが助けてくれたから何とか今の状況があるんだ。感謝しても足りないよ」
「そうだな、よし…悟林。おめえも界王神界に来てくれ。悟飯が修行してる間に組み手とかしてえし」
「分かった。お父さん達のことも聞かせてね」
悟空の手を握ると、瞬間移動で界王神界に。
そこにはピッコロと同じ道着を着た悟飯が何故か剣を振っていた。
「ね、姉さん!本当に姉さんだ!」
「おー、悟飯。ようやくまともな格好になったね。グリーンヤサイマンのダッサい服だったら殴ってたよ」
「オラが頼んだんだ」
「お父さんナイス」
流石の悟空もグレートサイヤマンの格好はダサいと思っていたようで、悟飯が幼少期から着ていたピッコロの道着を界王神の力で出してもらったのだ。
「グリーンヤサイマンじゃなくてグレートサイヤマンです!格好いいのにどうして分かってくれないかな…それより姉さんはどうしてここに?まだ1日経ってないでしょ?」
「私もどうして悟飯が剣を持ってるのかを聞き
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