第37話
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らえ」
「これはあの世に戻らないと駄目」
少しでも悟林に現世に残ってもらうようにするピッコロだが、このエネルギーはあの世に戻ることでチャージされる。
デンデの力でも仙豆でも駄目で、つまり何をしても短くなった時間は変わらない。
占いババによって残り30分しかないことを知らされる。
「トランクス君はまだ戻らないのかな?」
「あいつのことだ…すぐに戻るだろう…今回のことは残念だったな…」
「うん、久しぶりに家でお母さんの料理が食べられると思ったのにさ。残念…お父さん達との勝負も半端に終わっちゃったし…色々と残念だなあ!」
やり残したことがあるのに出来ないのは不満なのか空を見上げながら愚痴った。
「相変わらずだなお前は」
7年前と比べてあの世での生活に慣れたせいか、多少ズレてしまったが、本質は全く変わっていない。
「ピッコロさんも相変わらず変わってないじゃない。変わらないのはピッコロさんの弟子らしくて良いんじゃない?」
「…まだ俺を師だと思っているのか?」
随分と実力に差をつけられてしまったと言うのに今でも師匠だと言ってくれる悟林にピッコロは目を見開いた。
「当たり前じゃない。ピッコロさんがいなかったら魔閃光も魔貫光殺砲も使えなかったんだから」
この2つの技には随分助けられている。
ピッコロがいなければ今の自分はない。
「そうか…後は俺達に任せておけ。お前はあの世に戻っても修行を怠るな」
「するわけないじゃない。やることはまだまだ山ほどあるし」
自分には課題が山ほどあるのだ。
修行を怠る余裕などない。
少ししてドラゴンレーダーを取りに行っていたトランクスが戻ってきた。
「悟林さん!取ってきたよドラゴンレーダー!」
「ありがとうトランクス君!」
「凄かったよな悟天!超サイヤ人3!」
「うん!凄い気だった!」
最初に見せようとした超サイヤ人3の変身は途中で中断してしまったので完全な変身のパワーに幼い2人はすっかり憧れを抱いてしまったようだ。
「そんなに2人に喜んでもらえたなら7年間の修行は無駄じゃなかったわけだ…どうせ30分ならもう一度見せてあげよう!」
「おい!そんなことをすれば残りの時間が…」
「どうせ30分しかないなら大した違いはないよピッコロさん。それならこの変身を間近で見せて2人の糧にさせた方がブウを倒す大きな力になる。2人も見たいよね?」
「「見たい!」」
ピッコロの制止に笑みを浮かべると2人に確認を取る。
2人も当然、間近での変身が見たいのか即答であった。
「それじゃあ、しっかり見とくんだよ!」
最後の力を振り絞って超サイヤ人3へと変身する悟林。
し
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