第37話
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あいつこういうの苦手なのか…」
ナメック星で判明した注射のように親友の意外な面にクリリンは思わず呟いた。
2人は幼なじみで良く遊んだりすることもあって息がかなり合っている。
フュージョンの完成は自分の予想より早そうだ。
しかし、希望を持てそうだった時、再びバビディの魔術による声が聞こえてきた。
「あいつ…!遊び半分で…!」
今度は人々がチョコレートにされ、町を消し飛ばされてしまう。
死人で1日しかいられないという事情さえなければ超サイヤ人3で今すぐにでも始末に向かっている。
トランクスと悟天も家族をやられた怒りもあってバビディと会話してしまったが、ピッコロによって中断される。
しかし、状況の悪化は止まることを知らない。
何者かがトランクスの住所を教えてしまい、バビディが西の都に向かうようだ。
「トランクス君のお母さんのブルマさんやお祖父さんが有名人だからね…流石にバレるか…」
「く…くっそ〜!誰がチクリやがったんだ!家にはお祖父ちゃんとお祖母ちゃんがいるんだぞ!!」
「悟林ちゃん!今の聞いた!?パパとママも殺されちゃうわ!」
「…悪いけどブルマさん。今は魔人ブウを倒すことに専念させて。ブルマさんのお父さんとお母さんはドラゴンボールで生き返れるから」
「西の都も破壊されちゃうわ!」
「それも2つ目の願いで元に戻せるでしょ?」
「違うの!研究所が吹っ飛ばされちゃったら置いてきたドラゴンレーダーもパアよ!あのレーダー、特殊な部品が使ってあるからそこいらじゃ出来ないのよ!つまり二度と神龍は呼び出せないってわけ…」
「ええ!?何でドラゴンレーダー置いてきちゃったの!?」
「しょ、しょうがないじゃない!こんなことになるなんて思わなかったし…」
ブルマの言葉に悟林は少し悩んだが、覚悟を決めた。
「よし!私がブウと闘って時間を稼ぐ!トランクス君は大急ぎで家に戻ってドラゴンレーダーを取って来て!」
「え!だ…大丈夫?悟林さん…1人で食い止められるの…?」
「時間稼ぎなら何とかなるよ。いざとなったら超サイヤ3に変身する。さあ、急いでトランクス君!」
「は、はい!!」
悟林に促されたトランクスは急いで西の都に向かい、悟林も超サイヤ人2に変身する。
「姉ちゃん…!」
「悟天はここにいること!良いね?何があっても絶対に動かないで。悟天とトランクス君が死んだらアウトなんだから…大丈夫、ちゃんと戻るからさ」
不安そうに悟林を見上げる悟天の頭を撫でて安心させるように言うと、ブウがいる方向を睨みながら超スピードで移動で向かう。
超サイヤ人2であるため、瞬く間にブウとバビディの真正面に移動することが出来た。
「やあ」
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