第35話
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力の蹴りを喰らわせて吹き飛ばす。
突然のことに対処出来なかった悟林は場外に落下した。
「やったあっ!!」
「え?…ああっ!!」
視界が回復した悟林は自分が場外であることを認識して目を見開く。
子供の部の優勝はトランクスに決定し、トランクスの奇策に敗れることになった悟林は溜め息を吐きながら武舞台に戻って勝者であるトランクスを讃える。
「いやー、まさか太陽拳もどきをしてくるとは思わなかったよ。流石だねトランクス君、流石ベジータさんの息子だよ」
「悟林さんも凄く強かったよ。正直あれが駄目だったらどうしようって思ってたんだ」
「素直で良いね。でも最後まで諦めなかったのは偉いよ…優勝おめでとう」
「うん!」
悟林からの賛辞にトランクスは嬉しそうに頷いた。
「はっはっは、おい!残念だったな。どうやら俺の息子の方が悟林よりも一枚上手だったらしい」
因みに悟林にトランクスが勝ったことで観客席のベジータは悟空の背中を叩きながら上機嫌であった。
後にサタンとトランクスの試合が行われ、当然トランクスが勝ったものの、サタンは子供だからわざと勝たせてあげたといったようなパフォーマンスをしたのである。
子供の部を終えた悟林は試合を終えたトランクスを迎えた後に、悟天とトランクスを連れてブラブラとしていた。
「んー、お父さん達の試合が始まるまで何しようか…お腹が空いたし食堂に行こうかな?……ん?」
「………」
トランクスが物陰に隠れながら何かを見ていた。
「何してるのトランクス君?」
「いっ!?」
背後から話しかけるとトランクスは肩を震わせて振り返る。
「な、何だ…悟林さんか…」
「何を見てたの?」
「あれ」
トランクスが指差した先にはおかしな覆面の戦士。
「ぷっ!おかしな格好だね」
「そうだね!」
孫姉弟が覆面戦士・マイティマスクの格好に吹き出す。
「ねえ、悟林さん。あいつ使えないかな?」
「?」
「あいつに一発喰らわせて伸びてる間に服を頂いてさ、俺達3人で出ようよ」
「…大人と試合したいの?」
「うん!」
悟林の問いにトランクスは頷くと悟林は苦笑しながらトランクスの母親譲りの髪質をした頭を撫でる。
「トランクス君の気持ちは分かるけど駄目だよ。あの人は実力で予選を抜けたんだ。だからそんなことしちゃ駄目。トランクス君だって同じことされたら嫌でしょ?」
「それは…」
「ベジータさん達も大会が終わったら好きなだけ付き合ってくれるよ。今は大人しく観戦しよ?」
「はーい」
不満そうに頷くトランクスにどうしたものかと頭を悩ませた時、悟林はあることを閃いた。
「そうだ、ご
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