第35話
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これから修行を積み続けていけばどれだけ戦闘力が伸びていくのか楽しみだが、トランクスはブルマの子供でもあるのでいずれは修行が出来なくなることも分かっている。
「トランクス君、良いものを見せてあげるよ」
「え?」
両手を額の前に翳し、全身の気を手のひらに集中させる。
「魔閃光!!」
「うわっ!」
悟林が放った気功波を跳び上がることでかわすトランクス。
観客席に当たる前に気功波を曲げて上空に上げ、トランクスの真上を取ると、組んだ拳で叩き落とす。
武舞台に叩き付けられる前に舞空術で急停止し、上昇して悟林に向かっていく。
2人は拳と蹴りをぶつけ合い、その衝撃が撒き散らされるが、観客席にいる悟空達は平然としながら観戦している。
悟飯はハラハラしているが。
「ピッコロさん直伝の魔貫光殺砲…どうかわす?」
額に指を当てて、そのまま周囲を駆け回る。
すると無数の残像が現れる。
「悟天に使った残像拳って奴か…!」
試しに気弾を放つものの、残像に当たるだけで本人には当たらない。
がむしゃらに撃っても気を無駄に消費するだけ、どうすればと悩んだ瞬間。
「魔貫光殺砲!!」
トランクスに向けて絶大な威力と貫通力を誇る気功波が放たれた。
「!!」
咄嗟に横に飛び退いたことで魔貫光殺砲をかわした。
それを確認した悟林は指を上に向けて軌道を変えて気功波を上空に上げた。
「良い反応だね。流石ベジータさん、柔な教え方はしてない」
「悟林さん、今の当たってたら死んでたよ…」
「大丈夫。直前で曲げるから」
引き攣った笑みを浮かべるトランクスに悟林はさらりと言い放つ。
一歩ずつトランクスに向かう悟林にトランクスは構えを取りながら必死に考えを巡らせる。
「(駄目だ、力の差がありすぎて全然勝負にならないや…このままあっさり負けたら…パパ怒るだろうな…)」
何とかならないかと考えを巡らせた時、1つの策が浮かんだ。
「(…そうだ!実力じゃ敵わなくても…)」
「(あの顔…何か企んでるね…)」
どのような策を考えたのか興味が湧いたため、悟林はトランクスに向かって正面から向かっていく。
トランクスは舞空術で上昇し、上空に逃げると手のひらに気弾を作り出した。
「何をする気か知らないけど小細工なんか通用しないよ!」
「ていっ!」
トランクスは何を考えたのか気弾を空いている手で叩くと閃光が迸った。
「っ!?」
視界が焼かれた悟林は急停止してしまう。
「(こ、これ…太陽拳と同じ…!)」
「たあああっ!!」
「うわああああっ!?」
動けなくなっている隙にトランクスが悟林の背に全
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