第35話
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父さんとベジータさんと闘えるようにしないと」
「本当に悟林ちゃんは闘いが好きなんだな…」
「私が帰ってきたのはお父さんとベジータさんと試合するためなんだからねクリリンさん!とにかく私は戻るよ。次のトランクス君との試合に備えなきゃ…ほら、さっさと放してよ変質者」
「だから誰が変質者ですか!良いですか姉さん!超サイヤ人にならないで下さいね!」
「はいはい」
「絶対にならないで下さいね!?」
「はいはいはいはい」
「分かってんのかなあ…」
舞空術で戻っていく悟林をクリリンは心配そうに見つめる。
7年前の時よりも戦闘欲求に忠実になっているような気がするのは気のせいだろうか。
まあ、あの世では現世ほどの縛りはないらしいので、そこで7年も過ごしていれば変わるのかもしれない。
「な、何か姉さん…変わりましたね…」
「別におかしなことじゃない。あれくらいの年齢のサイヤ人は闘いたい盛りだからな、サイヤ人として見ればおかしいのは寧ろ貴様だ」
そしてトランクスの試合が終わり、悟林とトランクスの決勝戦となる。
「それじゃあ、よろしくね。トランクス君」
「は、はい!悟林さん!」
悟天との試合を観たことで圧倒的に格上であることを思い知らされたトランクスは緊張していた。
「そんなに緊張しないで、緊張すると何時ものパワーが出せないよ。勝てなくてもいい、全力で来なよ。情けない闘いをしたらベジータさんも怒るよ?」
「パパ…」
観客席を見るとトランクスを見つめるベジータの姿。
その姿にトランクスはやる気を出す。
「(パパが見てくれてるんだ。勝てなくても情けない闘いだけは絶対しないぞ!)」
頬を叩いて気合いを入れて構えを取るトランクス。
その姿にベジータと未来のトランクスの姿が重なる。
「良い目をしてるよ。流石ベジータさんの子供だね。出来ることなら私が君の才能を伸ばして上げたかったけど…まあ、今更しょうがないし…おいで!ほんのちょっとだけど…君に稽古を付けてあげる!」
「俺の本気を見せてやる!」
トランクスは悟飯との約束を忘れたのか超サイヤ人に変身して悟林に迫る。
悟飯が焦るような声が聞こえて悟林は苦笑した。
「20倍界王拳!」
一応弟との約束を守るために界王拳を使い、トランクスの拳を受け止めた。
戦闘力の上昇では下回る界王拳だが、基本戦闘力の差で覆して見せる。
「さあて、始めるよ!」
早速反撃とばかりにトランクスの頬を殴り飛ばすが、超化しているために歯を食い縛って耐え、トランクスも悟林の頬を殴り付けた。
「っ…やるね…流石ベジータさんの息子だ。」
トランクスのラッシュを防ぎながらその実力に驚く。
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