第34話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
身はかなり不安定であり、変身にはそれなりの怒りが必要となるようだ。
正直、即変身出来ないようでは実戦では使えないというのが悟空からの評価である。
一方、界王星では修行の合間で悟林と界王が睨み合っていた。
「行くよ、界王様!」
「うむ!来い!」
どちらも凄まじい覇気を放ち、今にも激しい闘いを繰り広げそうな雰囲気だった。
「お金をそこにおかねー!!」
悟林の口から出たのはダジャレであった。
しかし、界王は頬を引き攣らせながらも余裕の表情を浮かべた。
「ふ、ふふん!儂もお前が来てから修行をして徹底的に鍛え直したんじゃ!そう簡単には笑わんぞ!」
「カレーはかれー!!バッタがふんばった!!ちゃんと野菜をたべやさい!!つくしはうつくしー!!」
「ぬうう!?」
怒涛の連続口撃。
口元が引き攣り、いくらか後退する界王。
「とどめだ!猫がねこんで猿がさる!!布団がお山にふっとんだ!おやまー!!」
「……ぷ、ぷぷぷ!だ、駄目じゃ…もう我慢出来ん…!」
腹を抱えて転げ回る界王に悟林は勝ち誇った表情で胸を張る。
「ふふん、今日も私の勝ちだねー。私にダジャレで勝とうなんて甘いよ界王様?」
「く、くそー…まさかダジャレ界王と恐れられた儂が手も足も出んとは…これで100戦100敗…まさか儂が全敗とはなー…うむ、認めてやろう。ダジャレ神としてな!」
「あ、別にダジャレ神になるつもりはないから」
あくまで退屈しのぎにやっているだけなので、ダジャレ神とやらになるつもりはない。
そして1ヶ月後の天下一武道会が始まった。
「よーし、それじゃあ行ってきます界王様!」
「うむ、気をつけてな」
占いババと共に現世へ戻る悟林。
「それにしてもサイヤ人と言うのは本当にとんでもない奴らじゃな。超サイヤ人2にも相当驚かされたが、本当に強さに際限がない。」
悟林があの世での修行の成果を発揮してくれることを願いながら界王は昼寝をすることにした。
占いババと共に現世に1日だけ戻ってきた悟林は久しぶりの現世の空気を堪能すると、受付の近くにいる両親と仲間達に声をかけた。
「おーい!みんな、久しぶりー!!」
「悟林!」
振り返ったのは父親の悟空で次の瞬間、母親のチチから抱き締められ、ベジータ等を除いた大人達からもみくちゃにされた。
そして…。
「姉さーん!」
興奮した様子のバンダナとサングラスを着けた変質者が勢い良く迫ってきたので問答無用で拳による高速乱打で殴り飛ばしておいた。
一方の殴り飛ばされた悟飯は訳が分からなかった。
久しぶりに再会した姉に駆け寄ろうとしたら一瞬のうちに何十発も殴られた。
「だから言った
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ