魔人ブウ編
第33話
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水を飲んで深く深呼吸すると、自分の予想以上に体が鈍っていることに悟飯は溜め息を吐いた。
「超サイヤ人2にもなれねえんだろ?大丈夫なんかおめえ?」
正直ここまで鈍っていたとは悟空も思っていなかったらしく、表情にはどこか呆れが見えた。
「あはは…そ、それにしても悟天が超サイヤ人になれるなんて知りませんでした」
「そうだな、オラもちょっと前まで知らなかったし、オラ達の知らねえとこで悟天も成長してるってことだろ」
「そうですね…ん?」
悟飯の視線の先には1機のジェットフライヤーが飛んでいた。
「何だありゃあ?」
「飛行機だ!」
「まさか…」
よーく見ると操縦者は悟飯のクラスメイトのビーデルであった。
「や…やっぱり…悟天、ここに兄ちゃんと同じ学校に通っている女の人が来るけどその人にはあんまり強いとこを見せちゃ駄目だぞ。特に超サイヤ人には絶対になっちゃいけない。お父さんもお願いします」
「別に良いけどよ」
「不良だと思われるから?」
「うん…まあ、そんなところだ…」
取り敢えず修行は中断して一度自宅に戻ることに。
一方界王星では悟林が赤いオーラを放ちながら界王の指導を受けて両腕両足に錘を着けた状態で突きと蹴りを繰り出していた。
「ふふん、何だか古臭いトレーニングをしておるのう。」
界王の後ろから界王と同じ服を着た人物、南の界王が現れた。
「ふん、南の界王か…」
「相変わらず小さい場所だな…彼女が北エリアで1、2の実力を持つと言う孫悟林か…ふふふん…着けている錘の重量はどれくらいなんだ?」
「なあに、大したことはない。1つたったの2tさ」
「に、2t…!!」
両腕両足、しかも界王星の重力も考えると1つ20t、合わせて80tと言うとんでもない重量に南の界王は驚く。
「ふふん、どうやら驚いたようだな」
「ば、馬鹿言え。驚かないよーだ!我が南エリアにはパポイっ言うすっげー強い奴がおるのだ!そいつに比べりゃあんなのぜーんぜん大したことはないさ!!」
「ほう…!どうだ、今度北エリアの地球と言う星で格闘技の大会があってあいつも特別に参加するんだ。そのお前さん自慢のパポイって奴も出場させてはどうかな?」
「くっくっく…良いだろう。ぜーったいにびびるぞ!優勝間違いなし!」
界王は南の界王を見て何かを思い付いたのか悟林に声をかける。
「おーい悟林。もうちょっと重い錘に変えてみるか」
それを聞いた悟林は修行を中断して界王を見下ろす。
「い、良いけど…どれくらいの重さにするの?」
「そうだな、10tぐらい行ってみるか」
それを聞いた悟林と南の界王が目を見開く。
「10tっ!?さ、流石
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