魔人ブウ編
第33話
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えのある名前で、一度見たら忘れられそうにない濃くて愉快な男を思い出した悟空。
「はい、でもビーデルさんは悪い奴は放っておけないみたいで良い子なんです。お父さん、駄目でしょうか?」
「うーん、チチに聞いてみねえとなあ…。」
「あ、そうですね…母さんを説得しないと」
「でも孫君と悟飯君なら優勝と準優勝はほぼ確定よねー」
実際悟空と悟飯は地球では最強クラスの実力者であり、そんな2人が出ては優勝と準優勝は確定したようなものだ。
「そいつはどうかな?その何とかって大会…貴様らが出るなら俺も出る」
「「え?」」
「悟飯…あの時は貴様ら姉弟とは大きな力の差があったが、今はどうかな?貴様が平和に浮かれている間も俺はトレーニングを続けていた。」
実際に今やベジータと悟空との間に大きな実力差はないが、7年間、勉強に傾倒していた悟飯はセルゲーム時とはかなり力が衰えている。
「はは!悟飯、おめえやべえかもな?」
「そ、そうですね…」
「凄いや!お父さん達が闘うの!?」
悟空、ベジータ、悟飯。
地球では間違いなく最強の3人の試合が見られることにトランクスは興奮する。
『その天下一武道会、私も出るよーっ!!』
聞き覚えのある少女の声に全員の目が見開かれた。
「ね…姉さん…姉さんの声だ…!」
「ああ、久しぶりに聞いたなー。悟林の声…」
「悟林…!?」
悟飯も悟空もベジータも7年ぶりとなる悟林の声に耳を傾ける。
『久しぶりみんな!』
「元気だった?姉さん!?」
『え?あー、うん…一応元気だよ。うん、元気…死んでるけどさあ…』
悟林は悟飯の問いに対して界王の背に触れながら苦笑を浮かべていた。
死人だから病気とは縁遠いので確かに元気と言えば元気だ。
「本当に…本当に天下一武道会に来られるの姉さん!?」
『うん!占いババさんに頼んでたった1日だけ戻れる日はその日にするよ!その天下一武道会って言うのにお父さんとベジータさんが出るんなら私も絶対に出る!!久しぶりに2人と手合わせしたいもんね!!』
「え?姉さん、僕は?」
『私は悟飯のお姉ちゃんだよ?悟飯が修行サボって勉強漬けの毎日を送ってることくらい予測してるよ。どうせセルと闘った時より弱くなってんだから最初から期待なんかしてないから安心して、大体悟飯の戦い方はワンパターン過ぎて飽きたから相手にするの面倒臭い。』
「んなあっ!?」
7年間修行をサボっていたことを見破られている上に眼中にない扱いを受けた悟飯はショックを受けた。
「天下一武道会、楽しみにしてっぞ悟林。」
「当日までに覚悟を決めておけ、俺は随分腕を上げた…」
ショックで硬直している悟飯を
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