魔人ブウ編
第33話
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るんじゃねえか?」
実際、次男の戦闘力はフリーザと戦っていた時の双子どころか自分さえ遥かに超えている。
このまま修行を続けているとどれだけ化けるのやら。
「本当!?でも僕、トランクス君と対決ごっこしてるけど全然勝てないんだ」
「へえ、そうなんか…こりゃあ悟天とちっこいトランクスの将来が楽しみだ」
未来のトランクスが伸び悩んだのは師匠と荒れ果てた未来の修行環境によるところが大きいのでベジータに鍛えられているこちらのトランクスは伸び盛りなのもあって強くなるだろう。
「悟飯もうかうかしてたらおめえ達に抜かれちまうかもな。よし、悟天、兄ちゃんより強くなってビビらせちまえ」
「にしし…」
同じ顔で悪戯っ子な笑みを浮かべて2人は帰宅する。
そして夕食の時間までのんびりしていたのだが。
「ただいまー」
「おう、お帰り…」
家でのんびりしていると長男が帰ってきたのだが、学校とやらに行っていたはずの息子がおかしな格好をして帰ってきた。
「おめえ何だその格好?」
「正義の味方!グレートサイヤマンです!」
そして悟空の前でポーズを決める悟飯。
悟空は悟飯の服装を見つめる。
緑色の道着の下は色は違うが、恐らく自分も着たことがある戦闘服のアンダースーツだろう。
そして戦闘服の手袋と靴を見ればかなり戦闘向きな格好なのは分かる。
実際に悟林も亀仙流の道着に戦闘服の手袋と靴を着けていたのだからこの組み合わせはかなり似合ってる方だろう。
ヘルメットとマントさえ無ければの話だが。
「なあ、悟飯。おめえそれギャグでやってんのか?」
あまりにも凄い格好の息子に思わずギャグでやっているのかと聞いてしまう。
「ギャ、ギャグ!?嫌だなあ、お父さん。これ格好良いと思いませんか?」
「いや、だせえな」
「んな!?」
父親にダサいと一蹴された悟飯はショックで硬直する。
しかし、気を取り直して悟飯は悟空を見返そうとしたのか、新たなポーズを見せようとする。
「なら、このポーズを見てもそんな言葉が言えますか!?天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!悪を倒せと僕を呼ぶ!正義の味方!グレート!サイヤマン!!」
「………」
悟空は唖然としながら悟飯を見ていた。
まるでギニュー特戦隊みたいなポーズにどう反応すれば良いのか分からないのだろう。
「どうですかお父さん!?」
自信満々に尋ねる悟飯に悟空は優しく息子の肩を叩いた。
「悟飯、おめえ勉強で頭が疲れてんじゃねえのか?今日は風呂入って早く寝ろ。母さんにはオラが言っといてやるから」
「お、お父さん!?」
渾身のポーズが通用しなかったことにショックを受ける悟飯だったが、悟空
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