魔人ブウ編
第33話
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おどれえたな…ガキの頃のオラどころか昔の悟林や悟飯以上じゃねえか」
このパワーは今の悟天と同じ年齢の時の双子以上だ。
どうやら次男は自分の知らないところで随分と成長しているらしい。
「ねえ、お父さん。僕もなって良い?超サイヤ人に」
「え?い、良いけどよ。でもおめえにはまだ…」
なれないと言おうとした時、悟天の髪が逆立ち、オーラが吹き出すのと同時に金色に染まる。
何の苦もなく超化した悟天に悟空は目を見開いた。
「びっくりした?」
「あ、ああ…信じらんねえや。オラも悟林も悟飯も超サイヤ人に変身するのに結構苦労したのによ」
「姉ちゃんと兄ちゃんも?」
「ああ、悟飯は9歳で、確か悟林は6歳の頃だったな。おめえはいつなれるようになったんだ?」
「んー、忘れちゃった。お母さんと組み手してる時になっちゃったのは覚えてるけど」
「んじゃあ、最近か…ん?チチとの…組み手で?おめえ、超サイヤ人で母さんに攻撃してねえよな?」
「う…実はお母さんを思いっきり吹っ飛ばしちゃって…」
「いいっ!?だ、大丈夫だったんか!?」
それを聞いた悟空は昔ヤードラット星から帰還した後に強くなりすぎてチチに軽く触れたつもりが吹っ飛ばしてしまった過去を思い出す。
「け、怪我はなかったよ!ただ…」
「ただ?」
「不良になったって泣かれちゃった…」
それを聞いた悟空は思わず脱力しながら苦笑した。
「チチの超サイヤ人嫌いは相変わらずだなぁ…よし、悟天。オラと組み手してみねえか?」
「本当!?トランクス君がおじさんと修行してるから僕もしたかったんだ!」
「へえ、ベジータが…」
今では主な修行場所はカプセルコーポレーションの重力室らしいから、ベジータもベジータなりに家族が大事になったようだ。
「行くよ!」
「おう!来い!」
「たっ!」
地面を強く蹴って悟空に鋭い蹴りを繰り出す。
それを悟空は右腕で難なく防御して悟天の連?を軽く捌いていく。
攻撃が当たらないことにムッとなる悟天はスピードを上げていくが、悟空は舞空術で上空に移動する。
「あーっ!ずるいよお父さーん!」
「どうした悟天?超サイヤ人になれるなら舞空術くれえ使えるだろ?」
「飛べないよー!!」
「…超サイヤ人にはなれんのに舞空術が使えねえのか…チチは舞空術使えねえからなあ…」
順序が出鱈目な次男に悟空は苦笑したものの、相手をしていたチチが舞空術を使えないのだから仕方ないと思った。
取り敢えず降りると悟天の成長を褒める。
「でもやるじゃねえか悟天。オラや悟林も悟飯もおめえくらいの歳の時はそれほどじゃなかったぞ。本気で修行すればオラ達より強くなれ
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