第31話
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た悟林には生き返る権限がないと言われた一同は表情を曇らせる。
「やっぱり不可能だってよ…」
「…いや、きっと何か良い方法があるはずだ。考えろ」
まだ幼く未来ある子供である悟林。
出来れば生き返らせてやりたいと思うピッコロ達は考えを巡らせる。
『おーい、みんなー』
「姉さん!?」
突如聞こえた悟林の声に目を見開く未来悟飯達。
『ちょっとあの世から喋ってるんだけどちょっと聞いてね。前にある人に言われたことがあるんだよね…お父さんも大概だったけど、私が生まれてから厄介事ばかり起きてるってさ。まあ、良く考えてみればそうなのかもね…私がいない方が地球は平和そうだし。界王様とも話してみたけど、界王様も認めてる…あ、でも別に犠牲になろうとかそんなんじゃないよ!私は地球のためやらフリーザとセルと闘った功績から特別扱いで体を付けてくれたんだ!しかも死んでるからあの世じゃ修行し放題だし、あの世にはお父さんのお祖父ちゃんもいるようだし、色々交流してみるよ。達人もたくさんいるみたいだしね!!…だからさ、みんなやお父さん達には悪いと思うけど…生き返らせてくれなくていいよ。みんながいれば現世は大丈夫だと思うしね』
「お姉ちゃん…」
『…それじゃあ、みんな数十年経ってあの世に来たら色々土産話聞かせてよね。悟飯は無駄に長生きして幸せになるんだよ。良いね?未来の方も』
「姉さん…でもそれじゃあ、姉さんが…」
自分の時代の姉よりも遥かに早く死んでしまった姉のことを思うと未来悟飯は複雑な心境だ。
『とにかく!また会える日を楽しみにしてるよ。バイバイみんな!!』
それだけ言うと悟林からの声は聞こえなくなった。
「悟林……あいつらしいなぁ…」
「本当にお前の子供なんだって分かるよ。それを考えると悟飯があんなに大人しく育ったのが奇跡だな」
クリリンの言葉に悟空は苦笑を浮かべて空を見上げた。
「あ…あの…3つ目の願いを待ってんだけど…ず〜っと…」
神龍に言われて慌てる悟空達であった。
一方、あの世では界王の背に触れていた手を離す。
「ふう、ありがとう界王様」
「うむ…悟林よ…本当に良いのか?確かにお前の言葉に同意はしたが…」
「良いんだよ、私だってブルマさんの言っていたことに何となく納得してたし…それに、生きてる時に良いことをやって体を付けてもらってる人ってのは私だけじゃない。お父さん達がドラゴンボールのことを知るまでは事故や病気で死んだ人達だっているのに私が何度も生き返るってのはね…それに!あの世にはたくさんの達人の人達がいるんでしょ?ワクワクしてきたぞー!」
蛇の道をかっ飛んで行く悟林の姿に界王は唖然としたが、次の瞬間に苦笑を浮かべた。
「やれやれ…悟
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