第31話
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悟林と同等のレベルにまで戦闘力が上がっているセルに自分が倒せと言うことに。
「む、無理だよ…僕じゃ…僕はお姉ちゃんみたいに強くないんだ…!」
組み手でも悟林に勝ったことがないのに、悟林よりも強いかもしれないセルに自分が倒せるとは到底思えなかった。
『ねえ、悟飯。昔、ピッコロさんに岩に叩き付けられそうになった時に岩を吹っ飛ばした時のことを覚えてる?』
「…うん」
『悟飯は今までちょっとしたきっかけで力を出してた。怒りや焦りとかでさ…追い詰められた時の悟飯が発揮する力に私がどれだけ悟飯を羨ましいと思ったと思う?』
「お姉ちゃんが…僕を…?」
今までずっと上だと思っていた姉が自分を羨ましがっていたと言うことに悟飯は驚く。
『うん、私だって負けてないけどさ。追い詰められた時の馬鹿力には流石の私も敵いそうにないって思ったなー。ねえ、悟飯…私のこと、信じてくれる?』
「何言ってるのお姉ちゃん…僕は何時だってお姉ちゃんのことを信じてるよ」
『そう…悟飯…界王様を通じて私がサポートする。双子の私達ならより深く繋がれるらしいから…悟飯、超サイヤ人2は超サイヤ人の状態でもう一度超サイヤ人に変身することで変身出来るの。超サイヤ人に初めて変身した時のことを思い出して、怒りを感じることは悪いことじゃないよ。悟飯のセルを倒したい気持ちに素直になるの、未来の悟飯も言っていたでしょう?手段として利用してって…頑張れ悟飯!セルを倒せ!!』
「うん…分かった…頑張るよ…」
悟飯は立ち上がるとセルを力強く見据えた。
「ほう、こいつは驚いた。ことのほかタフじゃないか…」
「…お姉ちゃんが僕を信じてくれた…」
「?」
悟飯の体を金色のオーラが纏われ、そして徐々に気が大きく膨れ上がっていく。
「そして僕に…お前を倒せと言っていた!!」
オーラの勢いが増し、オーラに鋭いスパークが混じる。
そして超サイヤ人でも変化が乏しかった髪が逆立った。
「超サイヤ人…2…!」
悟飯の超サイヤ人2の変身を見た悟空。
精神と時の部屋で悟飯の潜在能力が解放され始めていたことは薄々感じていたが、悟飯は性格的な問題で本当の意味で実力を発揮出来ないタイプであった。
しかし、悟飯の表情には何時もの甘さがない。
セルを倒すと言うたった1つの意志を持った戦士であった。
「本当にでかくなっちまったな…」
何があったのかは知らないが、悟飯の力が目覚めたのはまたとない好機であった。
「まさか孫悟林と同じ変身をするとはな。だが、同じ変身が出来たくらいで私に勝てると思うか?」
「さあね…」
セルの言葉を一蹴するように低く言う悟飯。
「では、貴様の力を見せてもらおう」
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