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ドラゴンボールZ〜孫悟空の娘〜
第30話
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煙が晴れた時には生きているベジータの姿と…。

「だ…大丈夫?ベジータさん…」

左腕が肩から失った悟林の姿があり、助けられたベジータは驚愕で目を見開いていた。

「ご、悟林……よ、余計な真似を…俺は貴様に助けてもらう気など…」

「うん、分かってるよ…でも私がしたいからしたんだから…」

ベジータの言葉に笑みを浮かべる悟林だが、痛みで引き攣った笑みが痛々しい。

「クリリンさん!仙豆を!」

「す、すまん…仙豆が…」

悟飯が仙豆を持っているクリリンに仙豆を要求するが、仙豆の入った皮袋がない。

セルの無差別攻撃を18号を庇いながらかわしていたので、仙豆を落としてしまい、セルの攻撃で消えてしまった。

仙豆がないと言う最悪の状況だ。

「父さん!姉さんを連れてデンデの所に!!」

「デンデ?」

「そっか!デンデなら怪我を治せる!」

「そうか!よし…」

息子2人の言葉に悟空は悟林を連れて天界に瞬間移動し、ついでに新たな仙豆を補充しようとしたが、セルの巨体がこちらに向かってきた。

「大丈夫…お父さん!私はまだ闘えるよ!」

隙を見せたらその瞬間に殺されると判断した悟林は左腕を欠いた状態で戦闘を続行する。

「くそ…すまねえ…こんなはずじゃなかった…!」

「気にするな、誰も奴の行動など読めはせん。」

悟空の謝罪にピッコロは答えながらセルに向かうのであった。

「父さん、大丈夫ですか?」

「余計なことをするな…トランクス…!」

トランクスに助け起こされたベジータは何とか息を整えてセルを見上げた。

「父さん、俺は先に行きます!」

悟林に迫る拳にトランクスは横から蹴りを入れて軌道を逸らす。

「ありがとうトランクスさん!」

「いえ、それより悟林さん!来ます!」

「分かってるよ!」

ベジータはセルを迎え撃つ悟林の後ろ姿を見ながら複雑な心境を抱いていた。

左腕を欠いてバランスが崩れて気だって大分落ちているのにも関わらず、そのパワーは自分は愚か悟空すら超えている。

不思議に思っていた。

サイヤ人は己の強さに固執する種族だ。

それなのに何故、悟空は悟林が自分を超えるように仕組んだのか、何故、混血のサイヤ人はあのようなとんでもないパワーと戦闘力の伸び代を併せ持つのか。

トランクスにしても2人の悟飯にしてもそうだ。

再び未来から来た時には自分より遥かに劣る戦闘力しかなかったというのに、今ではトランクスは自分とほとんど変わらない戦闘力で、2人の悟飯は本人達は気付いていないかもしれないが、超サイヤ人2に変身する前の悟林に迫る戦闘力を発揮している。

もし、自分がトランクスと共に精神と時の部屋に入ってもう一
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