第30話
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大きく変化を始めたのを見て悟空が叫ぶ。
体が巨大化し始め、下半身が蜘蛛のような4本足になり、上半身もより屈強な物となる。
「ま、まさか…あいつ…大猿に相当する姿になったのか!?」
クリリンがどことなく大猿を彷彿とさせる変身に、幼い頃やベジータとの最初の闘いを思い出して戦慄した。
超サイヤ人に悟空達が変身出来るようになってから大猿への変身は過去の変身として見られたが、それをセルのような怪物がやるとなると、どれだけ恐ろしいのか。
ただの巨大化ではないのはピッコロやフリーザ親子の細胞が混じっているからなのか。
「はっ!!」
取り敢えず様子見も兼ねて悟林は気弾をセルに当てる。
顔面に直撃したにも関わらず、セルはニヤリと笑うと拳を振り下ろした。
「うわっ!?」
慌てて拳を避ける悟林にピッコロはクリリンから仙豆の入った皮袋を奪うと仙豆を悟空に押し付けた。
「おい、孫。これはもうフェアだのなんだの言っている場合じゃないぞ」
「ああ、分かってっさ。すまねえ、まさか月でパワーアップしちまうなんて思わなかった」
仙豆を噛み砕いて飲み込むと悟空は全快してセルの攻撃をかわしている悟林の元に向かう。
「悟林!」
「お父さん!危ないから離れてて!」
セルの拳が迫るが、悟空は悟林の腕を掴むと瞬間移動で離脱する。
「悟林、仙豆だ」
仲間達の所に移動した悟林はピッコロから仙豆を渡されてそれを噛み砕いて飲み込む。
「あれって何なの?」
「恐らくサイヤ人の大猿だろう。奴には俺とカカロットの細胞がある。そしてピッコロやフリーザの細胞もあるせいであんな姿になったんだろうぜ」
「完全体の時より凄い気だ…」
トランクスの呟き通り、完全体の時の数倍の気。
もしこれを完全体の状態でやられたなら危なかった。
「奴は体が大きくなったせいで動きが鈍くなっているはずです。素早く動いて撹乱し、同時に攻撃しましょう!!」
「ああ!」
未来悟飯が作戦を言い渡すと悟空は体に気を入れた。
「よーし!行くぞ!!」
「貴様らはここにいろ!良いな!」
悟林が気合を入れるように叫び、ピッコロがクリリン達にそう言うと悟林達は気を入れ、ベジータとトランクスも超サイヤ人となる。
悟林が最初に飛び出し、全員が悟林に続くように飛び出す中、ベジータが複雑そうに悟林の後ろ姿を見つめていた。
セルの猛攻を掻い潜り、高速で動き回る悟林達。
「(未来の悟飯の言った通りだ。体がでかくなったせいでパワーは凄えがスピードが遅い!!)」
「(俺達のスピードについていけていない。やっぱり凄いな悟飯さんは…!)」
「今だ!!」
悟林達が勢い良くセルに突っ込ん
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