第30話
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た。
「18号!」
「18号だ!18号を吐き出した…!」
16号とクリリンが叫んだ直後にセルの姿が変化する。
悟林の与えたダメージはセルが完全体でいることを許さない。
完全体から一段階退化し、明らかに完全体時と比べて気の総量が大きく減っている。
これなら悟林を含めたサイヤ人とピッコロで一蹴出来る。
「これで終わりだよ。お前はもう私達には勝てない」
「達…?」
「そうだよ、私だけじゃない。お父さんや悟飯や未来の悟飯、ベジータさん、トランクスさん、ピッコロさんにも勝てない」
「おめえの負けだセル!!」
セルが周囲を見渡すと、完全体の時は取るに足らない存在であったはずのベジータやトランクス、ピッコロでさえもセルを大きく上回っていた。
悟空が断言するように言う。
「許さん…!貴様らは絶対に許さんぞ!!んぬぬぬぬぬ…ぬいいいいい…!!」
体が膨らみ始め、体内の気が増大し始めた。
ただ事ではないと判断した悟林は即座に顔面を殴って中断させた。
「ぐっ!!」
殴り飛ばされたセルの膨らんだ体が元に戻る。
「何をする気か知らないけど、お前が何かをやらかすのを待つほどお人好しに見える?最後に特大のをお見舞いしてやるよ。吹き飛べセル!!」
とどめを刺すために超サイヤ人2のフルパワーで気弾を放とうとする悟林。
凄まじい気が手のひらに集まっていくのであった。
悟林の手のひらに溜まっていく気を見ながらセルは必死に思考を巡らせた。
ピッコロとフリーザ譲りの明晰な頭脳によって様々な案は浮かぶものの、悟林との実力差を考えると無意味な物となる。
「(何か…何かないのか!?戦闘力を大きく上げる方法は!?)」
ピッコロとフリーザの記憶が駄目ならば悟空とベジータの記憶を頼りにする。
そこであることに気付いて不敵な笑みを浮かべる。
「これで…」
「太陽拳!!」
「うあっ!?」
視界を潰されたことにより、思わず悟林の手のひらに溜めていた気が霧散する。
セルの気が悟林から多少離れたが、そこまでではない。
視界が回復した時にはセルは手のひらを上に掲げて気弾を作り上げていた。
「ふははは!これで貴様も終わりだ!!」
「…?何それ?」
どう見ても大したことのない気弾だが、しかしそれが何を意味するのか悟空とベジータは知っている。
「まさかあれは、パワーボールか!?」
「悟林!早くそいつを壊すかセルを倒せーーーっ!」
「もう遅い!弾けて混ざれ!」
パワーボールが星の酸素と混じりあったことで人工的な月を作り出す。
「し、しまったーっ!!」
セルがパワーボールを見つめることでセルの体が
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