第29話
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ばした。
「かめはめ波っ!」
上空へ打ち上げたセルに追撃の気功波を放つが、セルはそれを弾き飛ばす。
しかし、その隙に悟空はセルの背後を取り、背中に拳を叩きつけるが、セルの反撃を受けて地面に叩き付けられそうになったが、悟空は体勢を整えて着地する。
「準備運動はこれくらいで良いだろう…」
再び向かい合う両者。
「い…いよいよ本格的に死闘が始まるぞ…」
クリリンの言葉によってより全員の神経が2人に向けられた。
「(孫悟空か…流石に戦い慣れている…他の奴らとは一味も二味も違う…)」
「(こいつは想像以上に強えようだ…ほんのちょっとでも気を抜くとあっという間にやられちまうぞ…)よし!」
「(悟空さんの目付きが変わった!)」
超サイヤ人に慣れたことで穏やかだった目付きが鋭い物になる。
「(フルパワーで来るな)」
気合を入れた悟空の体から気が放たれる。
悟空を中心に暴風が吹き荒れ、その放たれる気にほとんどの者達が圧倒される。
「(こ…これが今のあいつの…真のパワーか…)」
「す…凄い…やっぱり悟空さんはとてつもなく凄い…」
「ほ、本当に凄え気だ…!さ…流石に抜けてるよな」
一部を除いた者達それぞれが悟空の気に圧倒される中、3人はそれぞれの思いを胸に悟空を見つめていた。
「(あれが本当に父さんのフルパワーなんだろうか?)」
「(…ど…どうしてみんな、そんなに驚いてるんだろう…確かに凄いとは思うけど…)」
「(お父さんのフルパワーでセルがどれだけパワーを見せるのかな…カリン様はセルが僅かに上だって言ってたし…)」
未来悟飯を含めた双子が無言で悟空とセルを見つめると、セルも動きを見せる。
「は!!」
セルは不敵な笑みを浮かべて気を入れると、悟空と同様のことが起きた。
リングの中央に歩み寄った2人は静かに対峙する。
「来いよ」
「ああ…」
悟空の拳がセルの腹に叩き込まれ、更に肘打ちが頭に炸裂する。
そして蹴り上げて浮いたセルを殴り飛ばした。
リングに叩き付けられて場外に落ちそうになるが、舞空術を使える物にとって場外負けはほぼないに等しい。
「…良いぞ孫悟空!これだ!闘いはこうやってある程度実力が近くなくては面白くない」
「ああ…オラもそう思う」
互いに笑みを浮かべ、セルが口元の血を拭いながらリングに戻るとかめはめ波の体勢に入った。
「か…め…」
それを見た誰もが焦りの表情を見せた。
「や、止めろ!そんなにパワーを上げた状態でかめはめ波を…」
今のセルのパワーならば地球を破壊するだけの威力を出すのは容易いことだ。
例え地球が壊れてもフリーザ親子の血を引くセル
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