第28話
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悟飯と未来悟飯も精神と時の部屋を出て、これ以上の劇的な伸びは見込めないと判断してパオズ山の自宅に向かったのだが。
「うわーん!悟空さや悟林ちゃんに続いて悟飯ちゃんまで不良になっちまっただーっ!!おまけに今までの服が入らなくなっちまっただよーっ!!」
「はは…やっぱり超サイヤ人は不良扱いなのか…」
超サイヤ人の状態で帰宅したために悟飯の金髪やら体格の変化による服の一新やらで号泣された。
「よお、おめえ達。お帰り」
「あ…た、ただいま…父さん」
「ただいま、お父さん」
未来悟飯は一瞬戸惑いながら、悟飯はすぐにしっかりと返事を返した。
「やっほー、ダブル悟飯。修行終わらせてきたんだね…分かるよ、2人のレベルが大きく上がったのが」
「俺達も部屋で限界まで鍛えてきたんだ。残りの時間はここで修行しながらベストな状態で挑もうと思って」
「そうか、おめえ達も相当腕を上げたみてえだな」
見ただけで分かる。
精神と時の部屋での修行で2人の潜在能力が解放され始めていることに。
悟林と潜在能力は同じくらいだが、それ以上に高い爆発力を発揮する悟飯。
もし、今の悟飯が怒りでその潜在能力を解放したらどうなるのか…少しの興味が湧いたものの、すぐにその考えは止めた。
悟飯は実力があっても性格的な問題があるので、悟林に任せた方が良いだろう。
「やっほー、ダブル悟飯。良いタイミングで来たね。これから畑仕事するけどダブル悟飯はどうする?家でのんびりする?」
「ああ、手伝うよ…手伝わせて欲しいな…」
「こっちの悟飯ちゃんは勉強するだ」
「は、はい」
悟飯以外は畑仕事に向かい、未来悟飯は久しぶりの畑作業に懐かしそうに手を動かしていた。
「未来じゃしてないの?」
未来悟飯の表情を見て、未来ではこの畑はないのだろうか?
「ああ、みんなが死んでからずっと人造人間と闘っていたし、母さんだけじゃ全ての畑の管理なんか出来ないからほとんどの畑が荒れ放題だよ…人造人間を倒したらパオズ山に戻って母さんと一緒に畑を元に戻そうと思う。未来の地球に必要なのは食料だし、それに…家族みんなで一緒に作った畑だから」
「そっか…学者…諦めちゃったのか…よし、可愛い弟のために野菜の種とかたくさんあげるよ。この時代の野菜も果物もお裾分けしないとね」
未来の環境では学者よりもこういう食べ物を生産する仕事の方がずっと良いだろう。
夢を諦めることになった弟のために色々渡す物を考えないといけない。
「よーし、おめえ達。今日はこれくれえでいいだろ。帰ろうぜ」
「はい」
「うん!あ、ちょっと待って!お父さん、何か入れ物ない!?」
木に登って木に生っている果実を採る。
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