第27話
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ころは無事なんだね」
「セルは凄い奴だ。完全体になって更に完璧になっちまった。」
呟くように悟空が言うとカリンは不思議そうに悟空を見上げた。
「そう言うわりにはやけに落ち着いておるのう…何じゃ、精神と時の部屋で素晴らしい大発見でもしたのか?」
「でへへ〜。まあな!カリン様、こっから見ててセルの強さは大体分かるだろ?」
「う、うむ…真の力を見せておらんので何とも言えんが、大体の予想は付く…」
「ちょっと比べてみてくれ。オラ、これから気を入れてみるから」
悟空は足を肩幅に開いて一気に気を入れると爆風のように気が発せられ、塔全体が振動した。
「!!」
「ういっ!!」
「も、もう止せっ、こっ、ここが壊れるっ!!」
「ひいい!!」
カリンが叫ぶと気の暴風が収まり、息を吐いて悟空はカリンに向き直った。
「今ので大体半分ぐらいだ。どう思う?」
「は…半分じゃと…!?な…何とまあ、恐ろしい奴じゃ…お、お前は、どこまで強くなりゃ気が済むんじゃ…!」
「セルと比べてどうかな」
悟空の問いにカリンは困ったような表情になる。
「う〜む……厄介なことを聞くのう…さっきも言ったように推測でしか答えられんが…はっきり言って…それでもセルの方が僅かに上だと思う」
「と…とんでもねえ野郎だな。そ、そのセルってのは…」
ヤジロベーが、悟空の気の風圧で転がったために付いた服の汚れを叩き落としながら言う。
「やっぱそうか!オラの予想は間違ってなかった。サンキュー、カリン様!」
「へ?」
唖然となるカリンに構わずに悟空は悟林の背に触れる。
「さて、悟林。行こうぜ」
「うん、カリン様。またね」
悟空の瞬間移動でカメハウスに移動する。
「母さんを連れて家に帰ろう。あそこの方がのんびり落ち着く。セルゲームまでは3日休んで3日特訓。そんでもってまた3日休むぞ。無理して体を壊しちゃ意味ねえかんな」
「はーい」
カメハウスに入って中に入ると悟林を見たチチが驚愕の後に膝を着いて悲痛な声を上げた。
「ふ、服が…今までの服が入らなくなっちまっただ…!」
「あ、ああー」
「ピッコロに頼んで出してもらうか…?」
「そ、そうだね。それとお母さん、悟飯も結構大きくなって帰ってくると思うよ」
「何だってー!?」
成長期の子供が精神と時の部屋に入った時の意外な弊害が発覚した瞬間であった。
一方、精神と時の部屋に入った悟飯と未来悟飯はかなり順調に修行をこなしていた。
いくら未来とは言え自分自身であるために考えがある程度理解出来る上に自分の動きの悪い部分を客観的に知ることが出来る。
自分自身であるにしても未来悟飯は
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