第27話
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言える気功砲の連射も完全体になる前のセルに足止めにしかならなかったのだ。
それ以上となると、天津飯がパスしたくなる気持ちも分からなくはない。
「いや、オラと悟林はもういい。外界で修行する。9日間もありゃ何とかなるさ」
「私とお父さんは残りの時間をゆっくりペースでやるよ」
2人のその言葉に誰もが驚く。
「な…何…!?もういいだと!?お前達、精神と時の部屋にはもう入らないと言うことか!?」
「ああ、そうだ」
「何故だ…まだ丸1日は充分に入っていられるのに」
ピッコロの言う通りなのだが、セルゲームまで外界で修行するという2人の考えは変わらなさそうだ。
「私もお父さんも精神と時の部屋でギリギリまで修行してきたつもりだよ」
「これ以上部屋に入っていても劇的に強くなれるわけじゃねえしな。体にもきついし、充分に体を休めて万全な状態で挑むつもりだ。オラも悟林もな」
「そういうこと」
「やれやれ…流石のカカロットさんとその娘さんも、部屋の過酷さにとうとう音を上げたか…」
嫌味たらしく言うベジータに悟空と悟林は互いを見合わせて小さく笑った。
「かもな……だがこれ以上、体を無理に鍛えてもただ辛いだけだ。そんなのは修行じゃねえ。でもおめえ達がまたあの部屋に入るのに、文句を言ってるわけじゃねえ。まだ鍛える余地は残ってるみてえだし」
その言葉に癪に障ったのか、ベジータの声に険が混じった。
「何だと…?気に入らんな……今の言い方だと、貴様の方が俺より実力が上だと言っているように聞こえる…」
「ああ、オラも悟林も随分上を行ったと思う」
「何…!?」
「じゃ、お互い頑張ろうな!武道大会でまた会おう!行くぞ悟林!」
「うん!みんな、またね!」
天界を後にすると悟空が悟林に振り向く。
「ちょっと寄り道してくぞ」
「分かった」
勢いを止めて2人はカリン塔の頂上に着地する。
「こんちは、カリン様!」
「久しぶりカリン様!病院以来だね!」
「うむ、大きゅうなったな」
カリンの隣にはヤジロベーがおり、無事にカリン塔に戻れたようだ。
まあ、ヤジロベーの場合は下手なところよりここの方が安全かもしれないと思っているのかもしれないが。
「久しぶり、ヤジロベーさん。怪我は?」
「仙豆で治した…何しに来たんだおめえら…俺はあんな大会になんて出ねえからな…!」
「大丈夫だよ。用があるのはカリン様にだから…カリン様、下界の方はどうなってるの?」
ピッコロと神が合体したので、今や下界を広く見渡しているのは今のところカリンだけだ。
「……うむ。大騒ぎになっとるが、今のところセルは動いておらんからのう」
「つまり今のと
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