第27話
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ろうが、彼の場合は純粋にプライドが絡んでいるし、強い相手と闘いたい欲求は理解出来るのでまあいいとして。
そしてそのセルは、勝手に天下一武道会に似せたゲーム、“セルゲーム”とやらを開催すると、わざわざそれをテレビ放送し、それが9日後に迫っているという。
「(…何だ!?あいつら…あれは超サイヤ人か…!?いや…雰囲気が少し違う…ごく自然にあの状態でいやがる…)」
ベジータはまるで普段と変わらないような状態の2人に驚いていた。
「いやー、大変だったねトランクスさん。でもセルゲームか…面白くなってきた!完全体のセルってどこまで強いのか楽しみだよ」
「確かにな、武道大会か…面白えこと考えやがったな…」
「お、お前ら正気か…?」
2人の発言にピッコロがぴくりと耳を動かす。
闘う力のない者からしてみれば、セルゲームという名の武道大会など命を縮めるものでしかないだろうが。
「ミスター・ポポ、オラの道着捨ててねえか?」
「あ、ああ、捨ててない」
「それ着なくても母さんに言えば新しいのをくれますよ」
悟空が着慣れた道着を着るとトランクスが戦闘服の新品はブルマに頼めば新しいのをくれるとのことだが、悟空は断った。
「いいや、オラはやっぱこれでいい。地球人として闘いてえし」
「ピッコロさん、私も新しい道着が欲しい。手袋と靴はこのままでお願い」
「お安いご用だ」
ピッコロが悟林に手を翳すと戦闘服が悟空の道着と同じになり、手袋と靴も新品に変化した。
どうやら手袋と靴を少し弄ったのかサイズが合っている。
「ありがとうピッコロさん!」
「…で、どうなんだ。セルを倒す自信があるのか?」
着替え終わった悟空にベジータが尋ねる。
「分からねえさ、完全体って奴になったあいつには会ってねえからよ。これからちょっと見てくっから、ん…と…」
すぐに悟空はセルのいる場所に瞬間移動する。
しばらく悟林達が雑談をしていると悟空が戻ってきた。
「どうだったお父さん?完全体のセルは?」
「…正直あそこまで凄くなっているとは思わなかった…その気になったらどこまで強くなるのかちょっと見当がつかねえ…やってみなきゃ分かんねえが、まあこのままじゃオラは多分勝てねえだろうな」
「……」
「そ…そんな…そうですか…」
悟空の返答にトランクスは少しばかり乾いた声を出す。
「もう一度精神と時の部屋を使うがいい。時間はあるんだ。今順番を決めた。悟飯と未来の悟飯の後に俺が入り、次はベジータが1人で入るらしい。次はトランクス…それからまたお前達が入れ」
「すまん…俺はパスさせてもらった…とても闘える相手じゃない…」
天津飯はパスをするらしい、修行の成果とも
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