第27話
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魔閃光の構えを取ろうとした瞬間、悟空は瞬間移動で背後に回ると回し蹴りを入れて中断させる。
「痛てて…」
必殺技を妨害されただけではなく技の合体に意識を割いていたこともあって予想よりも大きなダメージを受けていた。
「悟林、その技はあまり使わねえ方がいい。確かに威力は凄えけどよ。技を出すのに2つの技を使わねえといけねえから隙だらけになる。気の消耗も激しいし、いくら威力があっても当たらねえなら意味ねえだろ?」
「うぐぐぐ…せっかく考えたのにぃ…っ!!」
ナメック星に行く時の修行では魔閃かめはめ波を褒めてもらえたが、予備動作の長さと悟空の戦闘力の向上と瞬間移動によって妨害されやすくなってしまったために戦闘のレベルも上がってきたこともあって欠陥技の烙印を押されてしまった。
取り敢えず悟林は魔閃かめはめ波の代わりとなる攻撃を考えることになるのであった。
激しい修行の末に親子の戦闘力は凄まじく伸びたものの、悟空はしばらく激しい修行はしたくないと思ったのであった。
悟空の部屋を出る宣言を聞いて悟林も充分すぎるくらいの修行をしたつもりなので、大人しく部屋を出た。
扉を開けると、体にかかっていた10倍重力の負荷が一瞬にしてなくなり、自分は今まで確かに負担のある場所にいたのだと感じた。
大きく息を吸って吐くと、空気が冷えている気がするのは精神と時の部屋内部の空気が高熱で蒸していたからだろう。
中にいる時は慣れていたのもあってそれほど気にならなかったが、こうして表に出てみるとよく分かる。
そして感じられる強大な気はセルで間違いないだろうが……外では丸1日経っていないはずなのに、部屋に入る前とは随分と気の大きさが違う。
「お父さん、これってセルの気かな?」
「多分な、ベジータやトランクスの気も感じるし…どうなってんだ?」
あれだけ意気込んでいたのにセルが生きていることや、ベジータやトランクスの気が健在であることに2人が不思議そうにしながら神殿を出たのであった。
神殿を出ると、ベジータ達の視線が悟空と悟林の2人に向けられた。
「あ、やっぱりベジータさん達いるよ。」
「そうだな、どうなってんだ?一体…」
超化した状態で出てきた2人に誰もが驚く。
「(あ…あれが悟林か…!見違えた…)」
特に悟林の変化は実力的にも外見的にも顕著であり、背も伸びていた。
「何があったのか教えてくれ」
「じ…実は…」
一番近くにいたトランクスに聞くと、つまりセルは既に完全体になっており、物凄い強さでパワーアップしたベジータとトランクスをものともしなかった。
完全体になるのにベジータが一役買ってしまったようである。
まあ、これはサイヤ人の基本思考もあるだ
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