第26話
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を守り続けます…だから安心して見ていて下さい」
トランクスは亡き未来悟林に誓うように言うと、更なる強さを求めて2人のサイヤ人は更に過酷な修行に打ち込むのであった。
混血なだけあり、成長速度が凄まじいトランクスは相当な勢いでベジータに迫る戦闘力に成長し、組み手を繰り返すことによってトランクスを認めたのか、少しずつベジータの対応も柔らかい物になっていく。
認めた存在の名前しか呼ばないベジータがトランクスの名前を呼んだり、組み手で気絶したトランクスを乱暴にではあるがベッドにまで運んだりするなど、ベジータからすればかなり優しい対応である。
少しずつだが、ベジータとトランクスは歩み寄れているのかもしれない。
組み手を終えて休憩に入り、ベジータもトランクスも水を飲んで一息吐き、ベジータがトランクスに尋ねる。
「トランクス、未来で貴様とカカロットの息子を鍛えたのは悟林だったな?」
「はい」
「そうか、貴様は以前、悟林のように強くなりたいと言っていたが、強くなりたいのなら悟林を目標にするのは止めろ。貴様の知っている悟林の力は人造人間に殺される前の物だ。死んだ奴の力などいつか超えられる。そんなことで自分の限界を作るな、貴様の師だった悟林は少し強くなったくらいで満足するような奴だったか?」
「…いいえ、常に…常に上を目指していました」
「ならば貴様も上を、ナンバーワンを目指せ。尤も、この俺がいる限り、その座につかせる気はないがな。貴様にはサイヤ人王族の血が流れているんだ。せめて下級戦士一族のあいつなど足元にも及ばないくらいに強くなってみせろ」
「父さん…はい!」
そして外では悟林達が時々組み手をして天界でベジータ、トランクスを待ちながら、もう直ぐ丸1日が過ぎようとしていた。
突然下界で膨れ上がった強大な気に、休んでいた悟林達が感覚を研ぎ澄ませる。
「この気はピッコロさんだね…闘っている相手の気は感じられないからセルじゃなさそう。恐らく人造人間だと思う」
セルのあの色々と入り雑じった気は一度間近で感じると絶対に間違えたりはしない。
「…そんなっ!ピッコロさん殺されちゃう!」
「駄目だ!」
3対1と言う明らかに不利なピッコロを助けに向かおうとした悟飯を未来悟飯が強引に止める。
「どうして止めるんですか!」
「今の君は超サイヤ人の変身が完璧じゃない!それに君が行ったところでピッコロさんの足を引っ張るだけだ!」
「取り敢えず落ち着け悟飯。今のままじゃレベルが違いすぎる…」
「きっと、もうすぐベジータさんとトランクスさんが出てくるよ。正直言って助けに行っても私達が足手まといになるだけだよ」
悟空達でさえレベルが違うと言えるのだから今の悟飯にどうにか出来
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