第26話
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悟林の発案によって未来悟飯の修行相手として最低限の力を得るために悟飯は超サイヤ人への変身を会得することになった。
悟飯はとにもかくにも超化するために、必死になって気を高めているが全く変化はない。
「違うぞ過去の俺、それじゃあただ気を高めているだけだ。超サイヤ人になるための条件は未来の姉さん曰く、高い戦闘力と穏やかな心と怒りだ。俺は過去にクリリンさん達を人造人間に殺された時のことを思い出しながら姉さんに教えてもらった変身のコツで変身出来た。」
悟空も未来悟飯も大切な物を失ったことによる怒りで超化が出来るようになった。
しかし元々の性格が温和な悟飯。
それでなくとも、いきなりキレろと言われても難しい。
「そ…そんなこと言われても…」
「悟飯、背中のこの辺に気を集中してざわついたら集中させた気を爆発させてみて?」
悟林が超化に苦戦している悟飯の肩甲骨に触れながら言うと悟飯は一気に気を集中させる。
「はああああ…!」
悟飯の目付きが鋭い物になり、オーラも金色に変化し始めるものの、途中で気が霧散した。
「おー、中々やるじゃん悟飯」
「む、難しいよお姉ちゃん…」
反動による物か膝を着く悟飯だが、間違いなく超サイヤ人に大きく近付いたのは確かだ。
「大丈夫だよ、初めて試した時の私よりずっといい線行ってたよ。私なんか最初は界王拳で戦闘力を底上げして高めた気を背中に集中させてたんだけど、悟飯は界王拳使えないから、やっぱり怒りでS細胞を刺激させるしかないんだろうね」
「何だそりゃあ?」
聞き慣れない単語に悟空は不思議そうに見てくる。
「神龍から聞いたんだけど、超サイヤ人になるには高い戦闘力と穏やかな心の他にS細胞を強く刺激する怒りが必要らしいの、私達サイヤ人は怒ると肩甲骨辺りに気を集中させる習性があるみたいなんだ。私は界王拳で気を高めて強引に変身したんだけどね。はい、悟飯怒って」
「お、怒ってって言われても…」
「じゃあ、ナッパにピッコロさんが殺された時のことを思い出してみなよ。それかフリーザに私が殺された時のこととかさ」
それを聞いた未来悟飯の表情が複雑そうになる。
フリーザまでは共通した歴史なので、どちらも未来悟飯にとっても嫌な記憶だ。
「あ、あの時の…」
「過去の俺、俺達サイヤ人は超サイヤ人になった時が最も強くなる。超サイヤ人になれなければ守りたいものも守れない。俺達が闘っている相手はそれほどの次元の相手だ。敵は冷酷な殺人鬼だってことを忘れるな!父さんやピッコロさんも姉さんも殺すだろう。君の大切な物は奴にとってゴミ屑でしかない。あの時の怒りを、悔しさを思い出すんだ!」
「は、はい!はああああ…!!」
悟飯が過去の師匠の死や姉の
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