第25話
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「……悟林さんは、悟飯さんの指導を…」
「ふん、あんな臆病者の世話など同情するぜ」
それだけ言うと無言になって一点を見つめる。
「ベジータさん!お願いします!俺は強くなりたいんです!俺の師匠の悟林さんのように!あなただって超サイヤ人を超えて強くなりたいなら…!」
「貴様の超サイヤ人を超えた姿とは何だ?」
「え?」
トランクスの言葉に振り返りながら問うベジータ。
その言葉の意味が分からないトランクス。
「超サイヤ人を超えるにはただ闇雲に修行したところでなれはせん。貴様の師の教えとやらをもう一度全て思い出してみるんだな。ガキのあいつが超サイヤ人を超えると考えついたなら未来のあいつが考えついていないなどあり得ん」
ベジータは再び一定の方向を見つめたまま立ち尽くす。
父親からのアドバイス…なのだろうか?
トランクスは戸惑いながらもベジータの近くに座り、未来の師匠との修行を一から思い返すことから始めるのであった。
そして超サイヤ人達がそれぞれの行動をしてから3日。
岩ばかりが広がる荒野。
ここは孫姉弟がピッコロと対サイヤ人のための修行をした場所であり、2人にとって大事な場所である。
そこで未来悟飯と悟林は超化して超サイヤ人となると、戦闘と勘違いするほどの組み手を行っていた。
「姉さん!」
「何!?」
悟林からの拳を腕で受け止めながら未来悟飯は問う。
「どうやって超サイヤ人を超えるんだ?」
「イメージは何となく出来てるんだ。でも今の私じゃそれになれる自信がない…多分基本的な力が足りないんだと思うから…まずは修行して戦闘力を上げる!まず自信を持てるまで強くならないと超えることも出来ない!」
つまり超サイヤ人を超えるには相応の実力が必要なのだろう。
自分より強い姉でさえなれなかったのだから、今の自分の実力ではなれないのも当然だ。
「姉さん!もっと、もっと本気で来てくれ!俺はもっと強くならないといけないんだ。俺の奥さんと娘のためにも!」
「奥さん!?娘!?…お付き合いどころか結婚したの?」
「え、えーっと、出会ったのは姉さんが死んでからなんだけど…人造人間に殺されそうになってたのを助けたことが縁になって……あ、でも結婚は出来なくて…式場とか、人造人間に壊されたし…」
「じゃあ、何で連れてこなかったの…ここで結婚式とか…あ、悟飯がいるしね……」
こっちの悟飯には関係ないとは言え、もし未来悟飯の嫁と会ってしまえば悟飯の人生に支障が出るのではないだろうか?
「か、彼女は気にしてないんだけど…」
「そっか…悟飯もお父さんか…だったら尚更強くならないとね。悟飯、もっともっと本気で行くよ!死なないでよね!」
「
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