第25話
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り口を発見し、3人はゆっくり降りていくと、そこには大きなコンピュータと大型のカプセルの培養液に浸かった小さな生物がいた。
「何て機械だ…」
機械に関しては専門外だが、未来悟飯にはこれが凄まじい技術であることは理解出来た。
同時にこれだけの技術を持ちながら私欲のために使い続けたドクター・ゲロに怒りを覚える。
「もしかしてこのカプセルの小さいのがセルなのかな?」
「恐らく」
悟林とトランクスがまだ手のひらにも満たないその生物を見つめる。
この小さな生物がいずれ大きくなり混沌の世界へと導くのだろう。
危険な芽であるセルの幼体を今の内に摘んでおかなければと、そう思い破壊の決意をする。
その時、ふと机にあった設計図が目に入った。
「よーし、壊しちゃおうか」
「ああ!」
「待って下さい2人共」
トランクスは悟林と未来悟飯を止めるとその設計図に目を通し、機械に関して勉強していたがその設計図の凄さにトランクスは驚いた。
正直自分では理解出来ない位だったのだ。
「何、その設計図?セルの奴?」
悟林がトランクスに尋ねていたがトランクスはしばらく答えずに設計図に目を通していた。
「…いえ…ここに17号って書いてありますよ。俺には理解出来ませんが、これを母さんに見てもらえばもしかして17号達の弱点が掴めるかも知れませんよ!!」
「本当?」
「はい…母さんならきっとこの設計図を解読出来ます」
「そう、取り敢えずここを破壊しようか。」
「「はい!」」
トランクスは設計図をクルクルと丸めると小脇に抱えた。
「「「魔閃光ーーーっ!!」」」
3人が周囲に気功波を放つ。
これでこの時代のセルは誕生出来ない。
トランクスと未来悟飯は気功波一発一発に願いを込めて放った。
もう人々を苦しめる人造人間を造り出さないようにと願いを込めて。
研究室の内部を粉々に破壊すると勢いよく地上に飛び出した。
「これで終わりだーーーっ!!」
未来悟飯は自分の時代の仲間達の無念を込めた渾身の気弾を叩き込んだ。
そして大きな爆発を背に3人は飛び去った。
「思いがけない収穫があったな!!」
「はい!!」
「じゃあ、早速ブルマさんの所へ行こう!!」
そういう未来悟飯の言葉にトランクスはしばらく黙り込む。
「それじゃあ、私は修行に向かうけど…でっかい悟飯とトランクスさんはどうする?一緒に修行する?」
「良いのか姉さん…?俺、姉さんの修行の邪魔になるんじゃ…」
正直今の姉と自分ではかなりの実力差があるので修行が遅れてしまうのではないかと未来悟飯は思ってしまうが、悟林とて弟が可愛くないわけではないのだ。
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