第24話
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ねえ、そこファックスある?写真送るから』
送られてきた写真をクリリンが手に取り、トランクスに渡すとトランクスの目が見開かれた。
「え!?」
ブルマから送られてきた写真は確かにトランクスと未来悟飯が未来と過去を行き来するために使うタイムマシンにそっくりであった。
「苔まみれでガラス部分に穴が開いてるけど…」
「ええ、間違いありません。俺達が乗ってきたタイムマシンそのものだ…い…一体どういうことなんだ…こ、この写真の詳しい位置分かりますか!?」
悟林が写真のタイムマシンと一度見たことのあるタイムマシンを比べながら言うとトランクスは同意し、この写真の正確な位置を尋ねる。
「そのタイムマシンのある詳しい場所分かりますかって」
『詳しくはないけど…西の1050地区の辺りのどこかだと思うわ。行くの?』
「はい…!この目で見てみたいんです…」
『じゃあ私も行くわ。そんなに遠くないから』
「わ、分かりました」
『じゃあ後でね』
通信が切れると、悟林が尋ねてきた。
「本当にタイムマシンってトランクスさんとでっかい悟飯が乗ってきた奴しかないの?」
「ええ、未来では物資が少ないので、タイムマシンもジャンクパーツを利用して作ったんです。それでも1機作るのがやっとでしたから」
「とにかく、そこに向かってみよう。考えるのはそれからだ」
「はい」
未来悟飯の言葉にトランクスが頷くとこの時代の双子が声をかけてきた。
「私も行くよ。物探しなら人が多い方がいいでしょ?」
「僕も一緒に行きます。物探しなら僕も役に立てるでしょうし」
「ありがとうございます。悟林さん、過去の悟飯さん」
「お母さん、行ってくるよ」
悟林がチチにタイムマシン探しに向かうと言うと、チチの眉間に皺が寄る。
「駄目だ!…つっても無駄だべ、仕方がねえな…トランクスも未来の悟飯ちゃんも行くんだろ?ちっせえけど、こっちの悟林ちゃんとたくさん話すと良いだ」
「「はい」」
4人が飛行艇から飛び出し、タイムマシンがあるらしい場所に向かう。
「あの…未来の僕やトランクスさんのいた未来の世界はそんなに酷い目に遭っているんですか?」
飛びながら悟飯は未来の事を聞いてきた。
「ああ…世界の人口はたったの数万人にまで減ってしまった。西の都はまだマシだけど、他の町は壊滅状態で人々は地下のシェルターに隠れて何とか凌いでいるんだ」
「そ…そんなに…」
未来悟飯から未来の事実を聞くとその悲惨さに悟飯は思わず息を飲んだ。
「見つかるといいですね…人造人間の弱点が…」
「ああ…」
「弱点…そう言えばドクター・ゲロって人造人間に殺されたんでしょトランクスさん?
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