第24話
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か?え?あ、はい。ブルマお嬢様です………あ、ブルマさん?あの、クリリンすけど…」
ブルマが出てくれたのかクリリンが事情を説明しようとした時であった。
『クリリン!?何よ無事だったわけ!?今どこから連絡してるわけ!?悟林ちゃん、帰った頃だと思って家に電話しても誰も出ないしさ!ねえっ!そこにでかくなった未来の私の息子のトランクスいない!?』
「え?あ…はい、丁度いますが…」
『いる!?』
「声でかいよブルマさん…お父さん寝てるんだから声を小さくしてよ…」
スピーカーから聞こえるブルマの声に悟林は耳を塞ぐ。
『良かったあ!ちょっと変わってくんない!?』
「あ、そのまま喋ってもいいすよ。スピーカーから聞こえてますから」
「ブルマさん、声小さくして。お父さん薬が効いて寝てるんだから」
『あ、あらごめんなさいね…何日か前にさ、西の方の田舎の人からうちの会社に問い合わせがあったらしいのよ。山を歩いてたら不思議な乗り物が捨ててあったから貰っちゃおうと思ったんだってー。でも全然動かし方が分かんないから教えてくれってね…』
「は…はあ…」
「ブルマさん、それじゃあ分かんないよ。乗り物がどうかしたの?捨てられた乗り物なんてどうでもいいじゃない」
『ああもう、慌てないの悟林ちゃん。これを聞いてそんなことが言えるのかしら?その乗り物…トランクスのタイムマシンなのよ。しかも壊れてるの…』
「え!?そ…そんな…!まさか…い…いえ、ありますよ。俺、カプセルに戻してここに持ってますから」
ポケットからケースを取り出してタイムマシンのカプセルを確認する。
「ちゃんとあるって言ってますよ」
「ブルマさん、もしかして…“更年期障害”って奴?」
さらりと酷いことを言う悟林にスピーカーからブルマの怒声が飛んできた。
『失礼ね!まだまだ若くて美しいわよ!』
「時々さ、ブルマさんにこういうことを平気で言うところは悟林ちゃん、本当に悟空にそっくりだと思うんだ」
「ま、まあ、こういうはっきり言うところも姉さんの良いところですよ。なあ、過去の俺」
「そ、そうですね、未来の僕」
クリリンの言葉に両方の悟飯は苦笑しながら言う。
『コホンッ!とにかくこれはあんたのじゃなかったのね。苔とかついてて古っぽい感じがしたからおかしいと思ったのよ。ねえ、未来の私ってタイムマシンをいくつ作ったのかなあ…』
「トランクスさん、ひょっとして試作機?」
「い、いえ、悟林さん…試作機を作る余裕もありませんでした。あれを1機作るのだけでもやっとだったんです」
『試作機でもないのね…でもこれ絶対にタイムマシンだと思うのよ。前に乗ってたのを見たことあるんだから見間違えるはずがないわ…
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