第23話
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
トランクスを指差しながら説明すると、クリリンがやりにくそうな声を出す。
「ねえ、やっぱり手からエネルギーを吸い取るの?19号とドクター・ゲロは私達のエネルギー…気を吸収してパワーアップしてたんだけど」
「そ、そんな人造人間まで…17号と18号は気を吸収したりはしませんが、それ以上に厄介な存在です。エネルギーが無限で底がないんです。未来の悟林さんも奴らの無限のエネルギーに負けてしまったんです」
「そ、そっか…」
超サイヤ人の超パワーを上回る無限のエネルギーに全員の表情が若干強張る。
「それより孫悟空さんは?どうしてここに…」
「例の心臓病さ、君の言っていた…今さっきなっちまったんだ。」
「そ…それまで時間がズレてしまっていたのですか…」
「ブルマ、ドクター・ゲロの研究所の場所が分かるか!?奴は必ずそこに戻るはずだ」
ベジータがブルマを尋ねる。
科学者の間で有名だったのなら同じ科学者であるブルマならばドクター・ゲロの居場所が分かるのではないかと思ったのだ。
「え?場所?…え…と…確か北の都の近くの山じゃなかったかしら…洞窟を改造した研究所って噂があったはずよ…今もその場所が変わってなけりゃね。それにしてもドクター・ゲロがレッドリボン軍のお抱えだってのは知らなかったわ…」
「よーし!早速その研究所に行こうよ!」
「待て、お前はブルマとトランクスを連れて西の都に向かえ」
早速飛び出そうとした悟林をベジータが止めた。
「あ、そっか…ブルマさんとトランクス君を置いておくわけにはいきませんもんね」
悟飯が今のブルマには飛行機がないことを思い出す。
「…何で私がブルマさん達を…?さてはベジータさん、私にブルマさんとトランクス君を押し付けて自分だけ人造人間達と闘っていい思いをする気だね!?」
「…さあな?」
悟林の問いにニヤリと笑みを返すベジータに悟林は膨れた。
「嫌だよっ!私も人造人間と闘うの!ピッコロさんに横取りされたから今度こそ最後まで闘うの!!」
「人聞きの悪いことを言うな!お前も同意したろう!ベジータの思惑はともかく、お前は一度悟空の所に戻れ。悟空の意識が戻るまではお前が悟空を守るんだ」
悟林の言い方が誤解を招きそうだったのでピッコロが怒鳴り、万が一に備えて超サイヤ人になれる悟林は悟空の傍にいさせるべきだと考える。
「うう…不完全燃焼だよ…」
「姉さん、無理は止めてくれ。」
「2人をお願いします悟林さん」
「うぐぐぐ…むうううう…わ、分かったよ」
未来組からの懇願に悟林は悩みに悩んでブルマを西の都に連れていくことに。
「ところでベジータさん…本気ですか?人造人間と闘うなんて…無謀です」
「ほう?
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ