第23話
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も出来ることがベジータさんには出来ないってことだよね」
「何!?」
その言葉はベジータにとってかなり癪に障ったようだ。
「下級戦士のはずのお父さんは私達のことをすっごく面倒見てくれたのになー。下級戦士のはずのお父さんに出来るのになー。下級戦士のお父さんに出来ることが超エリートのベジータさんには出来ないのかー」
「黙れ!カカロットに出来ることが俺に出来んわけがない!貸せ!」
「はいはーい」
チビトランクスをベジータに渡すと後ろを向いてニヤリと笑い、そして案の定ベジータの顔を見た瞬間にチビトランクスが泣いた。
「くそ…黙れ…泣き止め…!」
「ベジータさん、超サイヤ人だから怖がるんだよ。普通に戻って」
「(超サイヤ人とかそれ以前の問題なような…)」
未来悟飯は泣き喚くチビトランクスを見つめながら胸中で呟く。
「…仕方ないなあ。トランクス君」
悟林が声をかけるとチビトランクスは泣きながらこっちを向いた。
「この人はトランクス君のパパだよ。何となく分かるでしょ?怖がることなんてないんだよ」
チビトランクスの手を開いてベジータの指を持っていくとチビトランクスはそれを掴んだ。
サイヤ人の野生の勘なのか、触れたことで何となく理解したのだろう、自分の父親だと。
チビトランクスは警戒を解いてベジータに笑った。
その顔に面食らったような表情を浮かべるベジータだが、次の瞬間ブルマに押し付けてそっぽを向いた。
未来悟飯はそっとトランクスの方を見ると嬉しそうな羨ましそうな寂しいような複雑な表情を浮かべていた。
「さーて、トランクス君もベジータさんに懐いたことだし。まずは状況を整理しよう。未来の悟飯はあのお爺さんをドクター・ゲロって言ってたよね?確かなの?」
「あれってやっぱりドクター・ゲロだったのね。科学者じゃ結構有名よ。嫌な奴らしいけど天才だったらしいし。生き続けたくて自分を改造したってとこかしら?」
「恐らくは…俺達の時代のブルマさんに見せてくれた資料に写っていたのとそっくりだった。多分、姉さん達がフリーザを倒したことで歴史そのものがズレてしまったのかもしれない」
「悟飯…未来の方だ。17号、18号と言う人造人間の特徴を教えろ。もう間違えるのはごめんだ」
ピッコロが呼ぶと現代、未来の悟飯が振り返ったため、未来悟飯の方と訂正すると情報提供を求めた。
「そ…そうですね。17号は長い黒髪の少年で首にスカーフを巻いています。18号は金髪の少女で服装は彼みたいな感じで…共通の特徴は冷たい目と丸いイヤリングそして服にレッドリボン軍のマークがあるのですぐに分かるはずです」
「お、女の子の人造人間かよ…」
未来悟飯が18号の説明の際に近い服装の
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